京都STSフォーラムに露副首相が出席

アルカジー・ドヴォルコヴィッチ副首相=タス通信撮影

アルカジー・ドヴォルコヴィッチ副首相=タス通信撮影

安倍晋三首相とロシアのアルカジー・ドヴォルコヴィッチ副首相は10月6日、京都市で行われた第10回「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」の開会式に出席した。両氏はNPO法人「STSフォーラム」の尾身幸次理事長に招かれた。

科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム 

  「科学技術の進歩は、私たちの日常生活の向上および経済成長に大きく寄与した。一方で、技術の発展は多くの問題ももたらした」と尾身理事長。「これは現代 科学技術の光と影」だという。STSフォーラムは10年で、「小さな会議から世界的な運動へと変わり、世界の幸福のために努力している著名な研究者や成功 を遂げた財界人が参加している」。

 

安倍首相は「苦い教訓を得た」 

 安倍首相は開会式でこう述べた。「歴史的な行事に参加していることを嬉しく思う」。日本は、「学ばざるを得ない苦い教訓を得た」。

 「我々の社会において科学技術が果たす役割の重要性について、苦い教訓を得た。その教訓とは福島第一原発だ」。安倍首相 はこう述べた後で、日本の技術が最大限に安全であるように、また日本の経済が繁栄するように、すべてのことを実行すると約束した。

 安倍首相はこの挨拶の後すぐに、アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議に出席するため、インドネシアに出発した。

 

露副首相:「世界的な研究プロジェクトに積極的に参加する用意」

  ドヴォルコヴィッチ副首相はこう述べた。「このフォーラムの開会式で、安倍首相の次にご挨拶をさせていただくことは、とても光栄。ロシアには、世界的な研 究プロジェクトやプログラムに、積極的に参加する用意がある」。

 ドヴォルコヴィッチ副首相によると、ロシアは現在、「世界全体の発展に寄与するようなプロ ジェクトを推進するため、学術レベルおよび産業レベルで、他の国と最大限に協力している」。

 今年で10回目となるSTSフォーラムは、現代の偉大な識者とビジネスのエリートが対話する、特別なプラットフォーム。開催期間は10月6日~8日。

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