下村博文・文部科学相 =ロイター通信撮影
日本は北極の研究でロシアと密接な協力関係を構築したいと考えており、一連の具体的な提案を用意している。モスクワを訪問した下村博文文部科学相が、タス通信のインタビューに対し、このように話した。
「日本は世界的な環境の変化などから、北極の常時観察と研究の必要性を強く感じている。北極の広い領域が帰属しているロシアとの協力は、不可欠だと考えている。北極への観測所設置、砕氷船の使用、専門家の交流、研究の拡大において協力していくことが特に大切」。
9月に東京で開催される日露科学技術協力委員会の定例会議の際、北極における両国の相互活動および協力関係の将来的な発展についても話し合いが行われることを、下村文科相は伝えた。
「北極の観察と人材交流を中心に、研究協力についての具体的提案を行う予定」。
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