ロシア最大のソーシャル・ネットワーキング「フコンタクチェ」の創設者である、パーベル・ドゥロフ氏 =Getty Images/Fotobank撮影
新しいメッセンジャー「テレグラム(Telegram)」がアプリストアで入手可能になることを、ロシアのオンライン誌「ホープスアンドフィアーズ」が 伝えた。テレグラムは、パーベル氏の兄のニコライ氏(兄はフコンタクチェの技術責任者)が開発したMTプロトをベースとしている。
テレグラムの強みは作動速度、そしてセキュリティ交換および情報蓄積の安全性を高める複雑な暗号化システム。ロシア語版「フォーブス」によると、パーベル氏はヨーロッパ、アジア、アメリカの複数の国でデータセンターをレンタルしたという。
より安全により便利に
メッセンジャーへのログインに登録IDは求められない。アカウントは電話番号とつながる。すべてのデータはクラウドに保存されるため、複数の承認された機器からアクセスできる。メッセージ送信以外にも、位置共有、最大1Gbのファイルの転送、最大100人のグループのマルチチャットの創設が可能。
新しいメッセンジャーについての連絡は、フコンテクチェの「ドゥロフス・アンドロイド・チャレンジ」グループに14日16時半に行われた。このグループは実験的メッセンジャーづくりのコンクールの参加者からなる。
「約束通り、MTプロトの技術をもとに構築した実験的メッセンジャー『テレグラム』を、アップストアにアップロードする。コンクールの参加者は、そのアンドロイド・アプリのインターフェイスとアイオーエス(iOs)のサンプルを照合できる。テレグラムは技術的または法的にフコンタクチェと連動しているものではなく、デジタル・フォートレス社のクラウド・イニシアチブをベースとした独立 した実験的プロジェクト」。こうパーベル氏は強調した。
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