=ロイター通信撮影
日本人医師による医療プレゼンテーションは、6月6日にウファ市で開幕した国際眼科学研究・研修会議「東洋・西洋」の一環として行われる。この会議は 2006年から毎年同市で開催されているもので、バルト海沿岸のカリーニングラード市から極東までのロシア各地の専門家、および世界の優れた眼科医が一堂 に会する。
今年はCIS諸国、ドイツ、スイス、インドの医師を含む、600人以上が参加した。今回初めて会議のためにウファ市を訪れたのが、“日出処”の専門家だ。
山本修一・千葉大学大学院教授を団長とした医師団が科学セッション
「千葉大学大学院医学研究院眼科学教授で千葉大学病院副病院長を務める、山本修一氏を団長とした日本の医師団が、会議参加者のために科学セッションを行 う。バシコルトスタン共和国の専門家は特に、糖尿病の視力低下を防ぐ新薬の研究と応用の実績に関心を持っている」と、会議主催者であるウファ眼疾患研究所 のムハッラム・ビクボフ所長が述べた。「スイスの眼科医は特別な技術を紹介すると約束している。ドイツの医師とは小児眼疾患治療分野の提携契約を結ぶ予定 だ」。
2日間続くこの会議のプログラムは盛りだくさんだ。最新式の眼疾患の診療・治療方法に関する情報を含む、約100件の研究報告が予定されている部門会議6会とサテライト・シンポジウム5会、および医療機器、薬剤、科学文献の見本市が開催される。
バシコルトスタン共和国の眼科医にとって「東洋・西洋」は、世界の優れた経験を学べるだけでなく、自分たちの成果も紹介できる場所だ。ウファ眼疾患研究 所の医師は、”ライブ・サージャリー”の形式で独自の手術を何度か実施して、世界の医師から称賛された。これからハイテクな研究もいくつか紹介する。今回 の会議の一環として、ロシア眼科医師会幹部の出張会議も行われる予定だ。
*元記事(ロシア語のみ)
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