ロシア人の心をぎゅっとつかんで離さないのは、寿司だけでなく、ラーメンも同様である。モスクワのシェフたちは伝統的なラーメンはもちろん、ロシアのスピリットを感じさせるオリジナリティー溢れるラーメンを作っている。モスクワでもっとも人気のラーメン屋を紹介しよう。
モスクワのレストラン経営者デニス・イワノフのラーメンチェーン店。メニューは、ガストロバーのコンセプトシェフで経営者の妻でもある白浜千寿子が監修している。
現在、[KU:]では10種類のラーメンが提供されている。製麺は、東京から特別に取り寄せた機械を使って行っている。 伝統的なラーメンのほか、レストランでは、季節に合わせて、ボルシチラーメンや、フランス風のオニオンチーズラーメン、生ハム入りのゆずラーメンなど、斬新なラーメンも出している。
モスクワを代表する日本人スターシェフ、小林克彦のチェーンレストランで、おそらくモスクワのラーメン店第一号である。
モスクワっ子たちのハートを掴んだこのカフェの人気メニューは、ビスクラーメン。シェフが日本とフランスの思い出を融合させて作ったスパイシーなクリームスープに海老が入った逸品である。
高級日本食レストラン「マコト」系列の店で、モスクワ最大のラーメンチェーン店の一つ。麺の質が高いことで知られ、またすべての料理がオープンキッチンで作られるのが特徴。
各店に日本のドリンクの自動販売機があり、日本の気分を思う存分感じることができる。
流行に敏感なモスクワっ子たちの間でもっとも人気のお店。メニューには、「勇敢なパイタン」、「爆発するダンダン」などちょっと面白いネーミングのラーメンが並ぶ。
またレストランには、人気のアニメのキャラクターをもじったアルコールのメニューもあり、アニメのグッズや日本のお菓子も提供されている。
Futuramenは伝統的なラーメンとニューラルネットワークで作られた料理を出す超近代的なカフェが合わさった興味深いお店。ラーメンは、タコ入り、仔牛入り、鶏肉入りの3種類。この店の代表作である「フトゥラーメン」は、ビーフのブイヨンに、蕎麦、トリフ、タコの足が入っている。
シェフのマルク・シャフ・アクバリは、「レシピはすべてニューラルネットワークで考案されたもので、それをわたしがよりユニークで、斬新で、バランスの取れたものに調整しています。どこにでもあるラーメン屋と区別するため、料理には、アプハジアのレモンやオリーブパウダーなど、アジア料理ではあまり使われない食材を取り入れています」と話している。
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