プーチン「鉄のカーテン作らず」

ミハイル・メツェル撮影/タス通信

ミハイル・メツェル撮影/タス通信

ウラジーミル・プーチン大統領が、G7、クリミア、次の大統領選挙などについて語った。

 「(西側と)張り合う必要はない。とにかく張り合う必要はない」とタス通信の特集「首脳」のインタビューで述べた。「落ち着いて自国の課題を実現することが必要。ロシアがこのように、人と自国の利益を保護すると言うと、すぐに悪いことになってしまう」とプーチン大統領。

 外部からのロシアへの圧力には冷静に対応しているという。「ロシアが立ちあがり、強くなり、自国の利益を守る権利を外部に主張すると、国とその指導者への対応がすぐに変わる」とプーチン大統領。

 

G7との関係の冷え込みで居心地の悪さを感じたりはしていない」 

 その際、現状を「我々があおったり、劇的にしたりすべきではない」と考える。「世界がこのようにできていることを理解する必要がある。これは地政学的利益をめぐる戦いであり、その利益の後ろには国の重要性、また新しい経済をつくり、社会問題を解決し、市民の生活水準を向上させる可能性が控えている。地政学的利益の戦いによって、国は金融的、防衛的、経済的、社会的問題を効果的に解決しながら強くなるか、あるいは自国民の利益を固持する可能性を失いながら、3流国家、5流国家になり下がるかだ」とプーチン大統領。

 ロシアが世界から孤立し、新しい壁をつくるようなことはないと述べた。「今そうではないし、今後もそうならない。鉄のカーテンがロシアにとって破滅的であることを理解している。他の国の歴史でも、高い代償を払って世界から孤立しようと試みた時期はある。しかし、それは事実上の後退と崩壊に終わった」と述べた。「ロシアがこの道を進むことは決してないし、ロシアのまわりに壁を建設することもできない。それは不可能」とプーチン大統領。

 G7との関係の冷え込みで居心地の悪さを感じたりはしていないという。「そんなことを感じてはいない。居心地の悪さとは?私に必要なのは結果。我々が肩を叩きあって互いを友人と呼び合いたいと思うなら、互いの国を訪問しあい、G8に参加すればいいが、非公式な交流の価値とは隣に座らせてもらうことの許可にすぎず、ロシアの利益など考慮されないし、重要な問題を解決する際にロシアの立場に注目も集まらない。それなのになぜ必要なのだろうか」

 

4期目に出馬の可能性は? 

 ずっと大統領職を続けていくつもりか、との質問にはこう答えた。「それはない。国にとって適切ではないし、有害だ。私にそれは必要ない」。「私はいかなる秘密も持てない状態、状況にある」とプーチン大統領。疲れたわけではないという。「今の現実、中期的予測から考える。何かにしがみつく意味はない。そんなことには、すでにいかなる意味もない」

 憲法によって再び立候補することが許されていることについて、「私が次に立候補する可能性はある」と述べた。「憲法で許されているからと言って、そのような決定を行うとは限らない。全体的な雰囲気、国内の理解、自分の気分による」。今はこれについて考えるには時期尚早と述べた。「立候補の可能性が実現されるかは、今のところわからない」とプーチン大統領。

 ロシアですべてがプーチン大統領によって決まるというのは、誤った意見であると考える。「誤った意見、誤解。そんなことはまったくない。最高指導者にすべてが依存していると感じるだけ」と強調した。しかし、一定の問題で統一の立場がとられなければ、「干渉しなければいけなくなる」という。「だが大統領自身があらゆる問題を解決し、いつでもすべてが大統領次第というのは正しくない」

 ロシアの多くのことにプーチン大統領のイメージがついてまわることは、自然だと考える。「国家の首班、最高指導者はいつでもそれなりに国のイメージになっている。それはロシアに限ったことではない」

 クリミアについては、戦略的決定がなされ、正当さに自信があると強調した。「ロシア人は正当だと感じたら頑なになる。不正や不当な行動をしたと感じたら、ロシアではすべてが絶望的な状態になる。心の中で正当性に自信がなかったら、それは常に不安定、危険につながる。この件についてはいかなる疑念もない」

 クリミアの一件の影響を考えていたかについて、プーチン大統領はこう述べた。「考えていた。これは戦略的決定」。終わり良しになると考えたか、についてはこう述べた。「そうなると考えている」

 

記事全文(露語)