日本の海上自衛隊がロシア海軍との共同訓練を再開

ヴィターリイ・アンコフ撮影/ロシア通信

ヴィターリイ・アンコフ撮影/ロシア通信

日本の海上自衛隊は、日本が欧米の対ロシア制裁に加わって以降初めて、ロシア軍との防衛交流再開する意向だ。日本のマスコミが伝えた。

 日本の海上自衛隊は、ウラジオストク周辺の海域で、ロシア太平洋艦隊の艦船と合同で、海難事故の捜索、救助の訓練を実施する意向。そのほか、海上自衛隊司令部は、太平洋艦隊司令部と協議を行い、防衛分野での双方の関係継続の方向性に変わりはないことを確認する予定だという。タス通信が伝えた。

実施されれば通算15回目

  海難事故の捜索、救助の共同訓練は、1988年以来実施されており、昨年12月に舞鶴沖合いで行われた訓練が通算14回目となった。訓練を通じ、共同の捜索、救助活動のレベル向上が図られたほか、海自と露海軍共同の臨検の訓練もなされた。演習には、海自からは護衛艦「しらね」、ミサイル艇「はやぶさ」、ロシア側からは大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」のほか、タンカーやタグボートなどが参加した。

 3月18日、日本政府は、ロシアによるクリミア併合に関連し、一連の制裁措置を発動。その後、7月末には、ウクライナ情勢をめぐり、追加制裁措置を発表し、8月5日には日本外務省が制裁対象となる40人のロシア人およびロシアの組織2つを公表していた。

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