「シェワルナゼ氏は強い政治家で非凡な人物だった」

ロシア通信

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ソ連時代にミハイル・ゴルバチョフ政権で外務大臣、崩壊後にグルジア大統領を歴任したエドアルド・シェワルナゼ氏が7日、グルジアの首都トビリシの自宅で86歳の生涯を閉じた。ゴルバチョフ元大統領は側近の死に深い追悼の意を表明した。

 「私の友であり同志だった。熱い舌戦を交わした時もあったが、我々は最後まで友人だった。近しいすべての人にお悔やみを申し上げる」

 ゴルバチョフ元大統領によると、シェワルナゼ氏はペレストロイカ時代の外交政策に大きく貢献したという。「軍縮については、1986年1月15日付けの初の核軍縮案を作成する際に尽力し、作業のこの段階を主導した。こうして軍産複合体から経済にかかる圧力を弱める道を我々は進み始めた。彼は中国、アメリカとの対話を復活させる大きな行事を調整し、実現した。ドイツ統一にも大変尽力した」

 ゴルバチョフ元大統領は、内政においても、常にシェワルナゼ氏からの支えを感じていたという。「民主化を通じて、また企業や人の可能性の拡大を通じて、改革、段階的な状況の改善へと移行するのは困難だった。グラスノスチの際に、彼が真っ先に私を支持してくれたことが大きかった」

 「彼は正直で、誠実で、友情関係においては忠実な人であった。このような人がいなくなってしまうことは残念。だが時は流れ、ひとりまたひとりと去っていく。我々は彼のことを記憶し続ける。そしてソ連の歴史を学ぶすべての人々が彼のことを記憶し、知っておかなければならない」

 

元記事(露語)

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