紛失したと考えられていたストラヴィンスキーの「葬送曲」は、第5回サンクトペテルブルク国際文化フォーラムの一環として、マリインスキー劇場にて、ワレリー・ゲルギエフ氏指揮のもと、演奏される。
マリインスキー劇場はロシアNOWの取材に対し、この世界初演でストラヴィンスキー生誕135年目にあたる2017年のストラヴィンスキー年の幕が開く、と伝えた。
「葬送曲」は1908年、恩師ニコライ・リムスキー=コルサコフの死を悼んでつくられた。初演は1909年1月17日、サンクトペテルブルク音楽院の大ホールにて、第1回「ロシア交響楽演奏会」で行われた。
手書きの総譜表はロシア革命の際に紛失したと考えられていた。だが昨年春、サンクトペテルブルク音楽院の歴史的な建物の楽譜図書室で引っ越し作業が行われていた際、楽譜の束が見つかり、その中にストラヴィンスキーの交響楽団の合唱曲一式が含まれていた。
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