函館ハリストス正教会100周年

 日本初のロシア正教の教会「函館ハリストス正教会」(「主の復活聖堂」)が復元されてから今年10月に100年になるのを記念して、26日に記念行事が北海道函館市で行われた。管轄司祭のニコライ神父が、これをタス通信に伝えた。

 「聖体礼儀すなわち感謝礼拝が行われた。セラフィム仙台大主教によって」とニコライ神父。この後、記念レセプションが行われ、函館市長、ロシア大使館の関係者、在札幌ロシア総領事、在函館支部ロシア領事など、120人ほどが出席した。

 函館ハリストス正教会の教区には現在、500人ほどの信徒がいる。その多くは日本人。今回の記念行事には、札幌や苫小牧など、他の街からも日本人正教徒が訪れたと、ニコライ神父は説明した。

 

1907年の函館大火で焼失した後再建

 函館ハリストス正教会は、領事館教会として1858年に開設された。最初の木造の主の復活聖堂は、領事館の資金で建設され、1860年10月に成聖(聖別)された。だが1907年に函館大火が起こり、主の復活聖堂は焼失した。日本人独学建築家の輔祭、モイセイ河村伊蔵が、主の復活聖堂を1916年に再建した。

 

元記事(露語)

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