ルコイル社長が貨幣博物館を開業

報道写真撮影

 モスクワで貨幣博物館が開業した。展示品となっているのは、ロシアの政府系石油会社「ルコイ ル」のヴァギト・アレクペロフ社長の個人コレクション。アレクペロフ社長は資産122億ドル(約1兆4640億円)で、ロシア版「フォーブス」の長者番付で第6位に位置している。

 貨幣博物館のある場所は、旧市街地に位置する18世紀のジノヴィエフ・ユスポフ邸内(大アファナシー通り24)。館内には展示ホール、会議室、図書室があり、アレクペロフ社長によれば、「世界のあらゆる国の収集家が集い、コレクションを披露できる」貨幣クラブとしての機能も果たすという。

 アレクペロフ社長の収集歴は14年。今日、コレクションは金貨および銀貨5000枚以上にのぼり、その大部分が帝政時代から現代までのロシアの貨幣である。珍しい展示品としては、鋳造1年目にあたる1701年のチェルヴォネツ、ロシア帝国の海洋大国の一国としての地位を示すためにつくられた1711年のチェルヴォネツがある。

 別の展示コーナーには、古代ギリシャ、ローマ、ビザンチン帝国の金貨、中世ヨーロッパのターレルがある。展示品の中で最古の硬貨はポカイアのエクティ。紀元前5世紀半ばの貨幣である。 博物館の一般公開は12月1日に始まる。入館には予約が必要。