日本政府はシリア問題について、ロシアとさまざまなレベルで対話を行っていく意向である。菅義偉官房長官は1日の記者会見で、シリアに流入しているイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対してロシアが空爆を行った件について記者団に聞かれ、回答する中で、このように述べた。
「シリア情勢の改善のために、アメリカを中心とする国際社会と緊密に連携していきたい。またロシア側とさまざまなレベルでこの問題について意見を交換したい」と菅官房長官。また、シリアでロシアが空爆作戦を始めた問題について、「ノーコメントにしておきたい」と強調した。「この問題についての詳細な情報がそろっていないため、ノーコメントにしておきたい」と菅官房長官。
ロシア上院(連邦会議)は30日、ウラジーミル・プーチン大統領に、国外でのロシア軍の使用を許可した。セルゲイ・イワノフ大統領府長官によると、シリアのバシャール・アサド大統領から要請を受けた、ISへの空爆実施の話だという。
*記事全文(露語)