広島·長崎原爆に関するソ連大使館報告を初公開

1945年9月に現地入りし、様子を伝える

 「ロシア歴史協会」は、在日ソ連大使がまとめた、1945年8月に原爆を投下された後の広島と長崎の状況に関する報告書を、史上初公開した。報告書はロシア歴史協会の公式サイトwww.rushistory.org に掲載されている

 在日ソ連大使館の報告書作成の支援を目的として、同大使館が1945年9月13日に、広島の原爆投下現場を調査するためのグループを派遣した。そこにはタス通信のアナトリー・ヴァルシャフスキー記者も含まれていた。一行は「雨宿りする場所すらないほどに」破壊された広島をまわり、地元住民と話をし、被爆者のいる病院を訪問した。

 一行は9月18日、長崎に到着。目撃証言によると、大学病院近くに原爆が投下されたという。一行は地元住民の話や、「強い死臭」の残る街の様子を記録した。

 ロシア連邦外務省第3アジア課日本室のアレクサンドル・イルィシェフ・ヴヴェデンスキー室長の説明によると、この報告書は「一部ですらこれまで公開されたことがない」という。報告書は、セルゲイ・ナルィシキン下院(国家会議)議長の呼びかけによって、公開された。

 

*記事全文(露語)

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