TORでは事業者向けの特別な法体制が定められている(税優遇措置、簡易行政手続き)。これによってロシア経済に投資を誘致するための好条件が整えられ、経済の発展を加速させ、住民の快適な生活が実現されると期待されている。域内のインフラには、連邦予算、地方予算だけでなく、予算外資金源からも融資が行われる。
TORは2018年まで、極東のみに創設され、その後国内の他の地域でも創設される。
ユーリ・トルトフネフ極東連邦管区大統領全権代表兼副首相は2月、最初のTORとして、「ハバロフスク」、「コムソモリスク」(ハバロフスク地方)、「ナデジンスカヤ」(沿海地方)をあげていた。これらは軽工業、食品産業、輸送および物流に特化する。TORインフラへの民間投資額は、第一段階で予算62億ルーブル(約128億円)に対し、504億8000万ルーブル(約1039億7000万円)と、大きく上回っている。
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