この合意文書は、カニを筆頭にした海産物の密漁・密輸を止めさせることを、その目的としたものだった。
ロシア産のカニが主に運ばれてくる中心地、北海道紋別の市役所貿易課職員は、イタル-タス通信の取材に対し「12月10日からこれまで、ロシアからカニを積んで入港した船を一隻も見ていない」と話した。
また紋別のある水産会社によれば「最もカニの需要が高まる新年前の時期に、カニを積んだ船がこの一週間一隻もロシアからやってこないなど、これまで経験がない。札幌の中央卸売市場では、かつてそこで商いするカニの約9割がロシア産だった」との事だ。
紋別ではカニの卸売価格が、現在3倍から4倍に急騰している。
今回効力を発した合意により、今月10日から日本の港では、特別の証明書を持ったロシア船からのみ海産物が水揚げされる事になった。
*「ロシアの声」より転載
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