地元のメディアに伝えられたところでは、設置に必要な約800万円が集められ、銅像が設置されるポロナイスク(旧敷香)へ送金される予定。万事順調にいけば、高さ2,3メートルの像は早くも今年の夏に完成する。制作に取り組んでいる彫刻家の鎌田俊夫さんは、「私たちは全県から寄付を募ります」と語る。
大鵬の父親マルキヤン・ボルィシコさんは、ウクライナ・ハリコフ州の出身で、家では息子を「イワン」と呼んでいた。第二次世界大戦が終結してサハリンがソ連領になると、一家は離散し、父親は、元白衛軍兵士としてソ連当局によって粛清され、母親は、五歳のイワンを連れて北海道へ引き揚げた。大鵬幸喜は、1956年に角界に入門して初土俵を踏み、早くも1960年には初優勝を飾り、引退するまでに本場所での幕内優勝の回数を32まで伸ばした。また、45という歴代4位の連勝記録を持つ。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。