ロシアにゆかりのある伝説の横綱大鵬の銅像を設置するための募金が日本で始まる

15日、秋田県大潟村の支援組織が、1940年にサハリン(旧樺太)で生まれた伝説の横綱大鵬幸喜の銅像を設置するための募金を開始した。

 地元のメディアに伝えられたところでは、設置に必要な約800万円が集められ、銅像が設置されるポロナイスク(旧敷香)へ送金される予定。万事順調にいけば、高さ2,3メートルの像は早くも今年の夏に完成する。制作に取り組んでいる彫刻家の鎌田俊夫さんは、「私たちは全県から寄付を募ります」と語る。

 大鵬の父親マルキヤン・ボルィシコさんは、ウクライナ・ハリコフ州の出身で、家では息子を「イワン」と呼んでいた。第二次世界大戦が終結してサハリンがソ連領になると、一家は離散し、父親は、元白衛軍兵士としてソ連当局によって粛清され、母親は、五歳のイワンを連れて北海道へ引き揚げた。大鵬幸喜は、1956年に角界に入門して初土俵を踏み、早くも1960年には初優勝を飾り、引退するまでに本場所での幕内優勝の回数を32まで伸ばした。また、45という歴代4位の連勝記録を持つ。