聖人である大殉教者タチチーナの日が、学生の祝日になったのは、今から200年以上前のこと。だが、タチヤーナの日が、大統領令によってロシアの学生の日として公に認められたのは2005年になってのことだった。初めは、ロモノソフ名称モスクワ大学の創立記念日として、モスクワでのみ祝われていた。
イタル・タス通信によると、エリザヴェータ・ペトロヴナ女帝に重用されていたイワン・シュワロフが、モスクワに大学を創設する許可を求めた。女帝は、聖タチヤーナの日にあたる1755年1月25日に、シュワロフの請願を受け入れた。(なお、シュワロフの母親の名は、タチヤーナだった。)それ以来、タチヤーナの日は、大学の日となった。当時はモスクワ大学の創設記念日と呼ばれていた。
(「ロシアの声」より転載)
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