外相は平和条約締結問題を検討する用意がロシアにあることを保証した。この問題は森善朗元首相による安倍晋三首相の特別代表としてのモスクワ訪問の際に持ち上げられる可能性がある。モスクワではまた安倍氏のことが待たれており、安倍氏にはロシア訪問の招待券がある。
また外相は、ロシアと日本は平和条約締結問題の解決のために友好的な雰囲気を作り出す必要がある、と指摘した。外相は、「係争中の南クリル諸島は第二次世界大戦の結果国際法にのっとりロシアに帰属した」という事実を日本側が認めることが先決だ、と述べた。この事実をもとに、諸島の命運についての交渉を進めていかねばならない。また外相は日本に対し、国際舞台におけるロシアとの協力を活発化させるよう呼びかけた。とりわけ、アジア太平洋地域に新たな安全保障システムを構築する問題について言及がなされた。そのシステムは閉鎖的なブロックでなく、開かれたものであり、かつ、全ての当事者の安全を平等に保障するものでなければならない、とされた。
(「ロシアの声」より転載)
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