18世紀からフランスで作られるようになったナポレオンケーキは、何故かロシア人お気に入りのお菓子となった。レストランや家でも作られ、カスタードクリームの入った何層にも重なるこのケーキは、休日のごちそうにとっておきだ。
初めはミルフィーユ(フランス語で“千の層”という意)と呼ばれていたこのケーキがロシアに伝えられたのは19世紀初期だ。1812年のナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍への勝利の後、お祝いの際に広く作られた。200年後には多くのロシア人が伝統料理であると考えたほど、このケーキはロシア人の間で非常に気に入られた。
この素晴らしい風味はさておき(クリーミーで柔らかく、口の中でとろける)、ナポレオンケーキの人気が続く理由は材料のシンプルさにある。牛乳、バター、砂糖、卵などだけで、特別なものは本当に何もいらない。
それでは、始めよう!
・460 g (3.7 カップ) 小麦粉
・260g (1.15 cup) バター
・160g (0.6 cup) 冷水
・15g (3 スプーン) 酢 (6%)
・1,5g (1/3スプーン) 塩
レッツゴー!
・冷やしたバターをキューブ状に切る、ふるいにかけた小麦粉と塩を合わせる。これら全てを粉状にこねる。
・冷水に酢を混ぜ、こねたものと混ぜて生地にする。
・生地を12等分し、ふたのあるプラスチックコンテナに入れる。30分間冷凍庫に入れ、その後冷蔵庫に入れる。
・切った生地を一つずつ冷蔵庫から出し、まな板の上でさらに小麦粉をまぶしながらそれぞれをすぐに伸ばす。作りたい形に沿って層を切る。切り取った端は集めて横に置いておく(デコレーションに使用する)。それぞれの層をクッキングシートの上に乗せ、フォークで何回かさす。200℃(392 °F)で7‐9分間焼いて色が変わるのを待つ。これを11回繰り返す。
材料はこちら:
・700g (2.9 カップ) 牛乳
・200g (0.9 カップ) 砂糖
・3 個の卵
・160g (0.7 カップ) バター
・30g (0.2 カップ) でんぷん
・10g (2 スプーン) バニラシュガー
いきましょう!
・卵を砂糖と混ぜ合わせ、かき回して泡立たせる。
・でんぷんを加え、しっかりと混ぜる
・鍋で牛乳を温め、先に混ぜた卵と混ぜる。混ぜたものは暖かい温度に保ち、濃くなるまで混ぜる
・混ぜ合わせたものをボウルに入れ、30℃(86 °F)まで冷やす。続けて混ぜる。混ぜ合わせたものとバターをまた混ぜる。
最後に、ケーキを完成させよう。
・クリームで皿を滑らかにし、その上に最初の層を置く。もう一つの層をその上に置く(それぞれの層に3-4スプーン分のクリーム)。それぞれの層を下に押しつける。
・残りのクリームでケーキのトップと側面を滑らかにする。
・生地の切れ端をフライパンに乗せる。7-9分焼き、粉状にする。それらをケーキのトップと側面に付ける。
メモ:すぐにケーキを食べないように。良い風味を出すには室温で2時間置き、夜通しもしくは10-12時間冷蔵庫に寝かせたほうが良い。
楽しんで!