伝統的なロシア農民の生活を垣間見させるシチェロコフスキー・フートル

 ニジニ・ノヴゴロドの野外民族誌学博物館では、壮大なロシアの木造建築の実物を見ることができる。

 木造建築の愛好家に朗報だ。かつて、古風で趣のある農家の家屋や見事な境界、田舎風の納屋、雄大な風車などを見学するには、何日もかけて村から村へと移動する必要があったが、今日では、一箇所で素朴なあらゆる傑作品を見学できるようになっている。シチェロコフスキー・フトールは、36ヘクタールの敷地広がる野外の民族誌学博物館で、ニジニ・ノヴゴロド市 (モスクワから約420キロ) の中心部から短時間で来られる距離にある。

 同博物館は1973年に開館した。ここでは、17〜20世紀のロシアの木造建築の希少な例を見学することができる。農家の伝統的なインテリアを見学することもできる。現在、木造の小屋が一軒、一般公開されている。さらに、同博物館はフォークフェスティバルや歴史的出来事の再現イベントなどを頻繁に催している。

 シチェロコフスキー・フートルは市の境界内にあるので、公共交通機関で簡単に訪問できる。

 ロシア、ニジニ・ノヴゴロド市 ゴルバトフスカヤ通り41番地。 開館時間は10AM〜5PM。

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