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夏になると、ロシア人はバーベキューをしにダーチャ(田舎家)に出かけるのがとにかく大好きである。私たちのビデオブログをフォローしている方なら、ロシア風シャシリクを作るのも、おそらくとても上手なのだろう。だが、それではロシア人は付け合わせに何を食べるのだろうと疑問に思われているかもしれない。
それが今日の投稿のトピックだ。
もちろんたくさんの選択肢があるが、シャシリクと一緒に出されることがよくあるのは、皮ごと焼いたベークトポテトや野菜サラダだ。
ジャガイモは問題ない。くすぶった炭火の中に丸ごと放り込んで、1時間ほどそのままにしておけばいいからだ。
だが、サラダはもうちょっと複雑だ。例えば、ロシアのサラダとヨーロッパのサラダではかなりの違いがある。ロシア人にとってのサラダとは、ルッコラやレタスの葉を並べた上にチェリートマトや鶏肉片がきれいに並べられたものではない(シーザーサラダがその例だが、実はこれはロシアでもきわめて人気で、食堂のメニューでは他のどんな「ロシア風」サラダよりもまず目につくほどだ)。
ロシア人にとってサラダと言えば、レタスではなく主に根菜類から成る様々な野菜をみじん切りにしたものが定番だ。オリヴィエ・サラダを一度でも食べたことのある人なら、ロシア風サラダがどれだけ不変のものであるかご想像いただけるはずだ。何しろ「オリヴィエ」の別称は「ロシア風サラダ」なのである。海外でこれに最も近い例といったら、ヨーロッパ南東部でよく見かけるショプスカサラダやギリシャサラダだ。
ロシアの冬は新鮮な野菜にはあまり適していないので、夏になると誰もがビタミンをたっぷり摂取しようとし、野菜が必需品になる。サラダの主なベースになるのはトマトとキュウリだ。ダイコンやピーマンもよく加えられる。残りは料理人任せだ。多くの人がパセリ、コリアンダー、ネギ、そしてなんと言ってもディルなどのハーブを加える。
外国人がロシアの食べ物を馬鹿にする際には、必ずといっていいほどマヨネーズの次にディルが取り上げられる。確かに、サラダのドレッシングにマヨネーズを使用する人もいるが、サワークリームやひまわり油も幅広く用いられる。
それでもまだ空腹だって? ロシアのキッチンへようこそ。最新のレシピを常にご紹介し、コメントも残せる場所です。