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松前重義スタジアムは1989年、モスクワ大学の敷地内に建設された。モスクワおよびロシアで数少ないスタジアムの一つ。
日本の東海大学の松前重義総長は、両校の友好20周年を記念してスタジアムを寄贈した。スタジアムでは以降、定期的に大会が行われている。今日、ロシアの若いスポーツ選手にとって、このような場所で試合ができることは大きな栄誉となっている。
スポンサー支援などはないが、野球チーム「ユノスチ」の選手はユニフォームや道具を自分で購入し、海外の野球チームに認めてもらうためにできる限りの努力をしている。
ミハイル・ブブノフさん。「2年生の時にうちの学校にアレクサンドル・エロフェエフ監督が来て、野球の話をしてくれた。ロシアで野球はまったく進歩していなかったから、すごく興味がわいて、試しにやってみることにした。モルドバで2005年に開催されたヨーロッパ野球選手権大会に初めて出場して、金メダルを手にした。今年はユースとしてプレーしていて、ロシア選手権大会で3位になった。スポンサー支援があればいいけど、野球はほとんど配当金をもたらさないから、興味を持つ人はあまりいない。ロシアの野球選手の誰もが、アメリカのチームでプレーすることを夢見てる」
アレクサンドル・ワシャキゼさん。「ソ連時代の1989年に野球を始めた。友だちが野球をやってて、見に来いと誘われたのがきっかけ。すごく気に入って、もう25年も続けてる。アメリカでは大事な大会前に必ず招集がある。例えば、うちのチームはヨーロッパ選手権大会に2年おきに出場しているけど、選手権に出場した選手10人ほどがアメリカのチームに移籍しないかと誘われた」