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フライパンが空いたところで、キノコを入れます。適度に炒めます。 ソ連時代の外食時に一品目として最も注文されることが多かった品のひとつは、ジャガイモとマカロニが入っていて、半分溶けかけたドゥルジバチーズが中に浮いているスープだった。これは、洗練されたチーズ、クリーム、ワインやナツメグが使われる、ヨーロッパでは一般的な料理を不器用に模倣したロシア版の料理だった。この伝統の最高の料理は、チェダーチーズの本場であるイギリスで作られるものだ。
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ドゥルジバチーズ |
ドゥルジバチーズ ロシアでは、国内産と輸入もののさまざまなブランドののチーズ・スプレッドが入手できるようになった。しかしソ連時代には、なかなかこれを入手することができなかった。方法はひとつしかなかった。KARAT 工場で製造されたチーズである。1960年代に、この工場は次のような有名なチーズ・スプレッドを製造するレシピと技術を開発した。ドゥルジバ、ヤンタール、ヴォルナー、ゴロツコーイ、シャコラードニィ、キスロモローチニィなどである。今日に至るまで、KARAT が依然としてロシア軍、FSB(連邦保安庁、前KGB)、EMERCOM(非常事態省)や内務省などの政府機関への固定的な食品サプライヤーであることは興味深い。KARAT は同社製品を定期的に国際宇宙ステーションにも送っているため、同社のチーズは宇宙飛行士の栄養源にもなっている。
作り方は以下の通り:
1) 後に水中で溶けやすくなるように、チーズを角切りにする。
2) ジャガイモを小さい角切りにする。ニンジンをすりおろす。タマネギを細かく角切りにする。
チーズ - 3片 ジャガイモ - 3個 ニンジン - 1個 タマネギ - 1個 キノコ - 300グラム トーストしたパン |
3) ジャガイモをまだ沸騰していないお湯に入れる。その間に、熱いフライパンでタマネギとニンジンを油でいためてから、少量の水でトロトロと煮込む。
4) ジャガイモを茹でているお湯が沸騰したら、すぐにチーズを入れ、お湯の中で溶かす。次にとろ火で煮たニンジンとタマネギを加える。
5) フライパンが空いたところで、今度はキノコを入れる。適度に炒める。キノコは一番最後にスープに加えるものだ。
6) あとはジャガイモに完全に火が通るまでしばらく待てば、スープのできあがりだ。スープにちょっとしたバリエーションを与えるために、白パンのトーストの細長い切れを作ってみた。味付けには、タイム、赤唐辛子やトーストの細長い切れを少々加えるといいだろう。これで出来上がりだ!