ボゴリュボヴォ村近くの、ネルリ川のほとりにある生神女庇護聖堂(1165年)はロシア建築の最大の記念碑である。ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群の重要な部分であるため、教会はユネスコの世界遺産に登録されている。この見事なロシア遺産の魅力はネルリとクリャズマ川の合流点に造られた人造の丘の上に建てられた。教会の5メートルの深さがある基礎は、特に洪水から保護するために設計された。驚くべきことは、この教会は構築にわずか1年しかかからなかったということである。
生神女庇護聖堂が今日まで生き残ってきたのは奇跡である。18世紀の終わりにボゴリュブスキー修道院の修道院長は、利益をもたらさなかったため、その監督下にあった生神女庇護聖堂の建物の解体を決め、そのレンガを鐘楼の建設に使おうとした。幸い、修道院長は、解体を開始するために十分な資金を持っていなかった。残念ながら、オリジナルの内装のフレスコ画は1877年の再建時に失われた。