車改造大作戦 〜 ソ連編

 ソ連製自動車で唯一、実際に最新の流行になったZAZ-969「ザポロジェツ」は、この車を日本から着想を得た見事なクーペへと変身させた。ソ連には、「ウシャースティ」(突き出た耳)、「ゴルバーティ」(猫背) といった異なる種類の「ザポロジェツ」があったが、クーペがなかったことに間違いはない。

 ソ連製自動車で唯一、実際に最新の流行になったZAZ-969「ザポロジェツ」は、この車を日本から着想を得た見事なクーペへと変身させた。ソ連には、「ウシャースティ」(突き出た耳)、「ゴルバーティ」(猫背) といった異なる種類の「ザポロジェツ」があったが、クーペがなかったことに間違いはない。

アンドレイ・トカチェンコ
 名車として知られるソ連時代の自動車のいくつかが、ロシア人アーティストにより模様替えされた。目を奪う色彩豊かな作品でエンジニアリングと芸術が融合される。もしかすると、ここに紹介する大胆なデザインは、ソ連の路上で実現していたかもしれないと、想像すると楽しい。
 ロシア人アーティストでニジニ・ノヴゴロド出身のアンドレイ・トカチェンコ氏が、見事な一連の車のイラストを制作した。これらの写真はソ連時代のクラシック自動車モデルの代替案を提示するものだが、残念ながら彼のファンタジーは、“設計図段階”よりも先に進むことはなかった。空想上のコンセプトカーだから、これらの車がロシアの都市の通りを走り回っているところを目にすることはできない。 //この「ナイトホーク」(ベースとなっている車はZil-112 C) が、ピカピカの側面に街路灯の光を反射させながらモスクワの真夜中の通りを高速で走行している様子を簡単に想像することができるだろう。
 「チャイカ」(カモメ) と呼ばれたGAZ-13は、当初ソ連の高官が使用する高級車だった。これがスーパーヒーローにより使われたと言われてもおかしくないだろう。
 これはIzh-2125のレーシング用カスタムバージョンで、レースでの勝利を目指すのに最適だ。Xカットのヘッドライトが見どころだ。
 GAZ-21「ヴォルガ」がロードスターになると、その結果は「ヴォルガスター」だ。ちょっぴりベントレーやジャガーにも見える。
 これがどのモデルかは不明確だが、ずいぶんとすたれているようである。オートバイを降ろしたほうがいいかもしれない。
 この改造自動車「クバーニ」は、「コサック・レーシングチーム」のために設計されたものだ。
 このRAF-977「ラトビア」ミニバスを一種のレトロ風で未来派的な電車と区別するのは困難だ。
 車輪とチェーンレールを組み合わせたアイスクリーム販売車。このZIS-42をベースとする驚異の車両は、アイスクリームを欲しがる子どもたちのためなら、どんなに遠くにでも到達できるだろう。
 この車は「雪のラット」と呼ばれ、GAZ-68をベースとして作られた。この巨大なチェーンレールから目が離せない! どんなに重い雪でもこれにはかなわないだろう。
 この改造車の原型であるトラクターは「スターリネツ(スターリン主義者) 65」と呼ばれていた (スターリンに因んで命名されたものだ)。このマシーンは、来たるべき収穫のために畑を耕しているようである。「ペレドヴィク」(模範労働者) という名前は、トンネル視の運転手や、もくもくと昇る煙とともに、向こう見ずの精神を具現している。