サンクトの"屋根"ガイド

 サンクトペテルブルクでは高層ビルの建設が禁止されているため、視界を妨げるものはない。

 サンクトペテルブルクでは高層ビルの建設が禁止されているため、視界を妨げるものはない。

アンドレイ・オレホフ
 知りたいけど聞けない屋根のこと
 「ルーフィング(屋根のぼり)」は人気の高いサンクトペテルブルクの探索方法だ。ロシアの他の街での「ルーフィング」とはひと味もふた味も違う。
 なぜだろうか。多くの古い建物を見ることができ、また屋根の多くがアクセス可能で、眺めが圧巻だからだ。
 高いところからは何が見えるのだろうか。ほとんどが「地元」の景色だ。橋、素敵な通り、一部の狭い路地、大聖堂、そしてサンクトペテルブルクに特徴的な家のがっちりガード。
 サンクトペテルブルクの建物の区画はそれぞれ近接しているため、気づいたら隣の建物の屋根にいるかも。
 次にドアを開けなければならない。これには内部の人が必要になる。だが、ドアの大半を開けてしまう特殊な鍵がある。
 持っていないならば、誰かが建物に入るのを待つ。
 これは危険だろうか。もちろん。ルーフィングは危険と隣り合わせ。慎重になる必要があるし、また時間を節約し、街で一番の屋根を探険するために、地元に詳しい人を見つけることが望ましい。
 サンクトペテルブルクの屋根の探険は、割と広まっている観光アクティビティ。時間と、場合によっては命を守ってくれそうな人を見つけるのは、それほど大変なことじゃない。
 ロシアの法律ではルーフィングは違法ではないが、のぼる屋根の建物に暮らす住人に怒られる可能性はある。
 最高の景色が見れる場所はどこだろう。最高の秘密を教えてくれる屋根のぼり人はいないだろう。けれど良く知られている場所としては、ネヴァ川沿い、モイカ川の土手、フォンタンカ運河、グリボエドフ運河沿いの建物の屋根などがある。もっと写真を見る:ベスト・オブ・ロシア 2015: 古代、ソ連時代と現代の建築>>>
 警察に連絡されたら、1日が台無しになってしまうかも。不良行為の罰金は、現行レートで850円ほどだ。
 どうやって選択した屋根まで行くのだろうか。主に必要なのは、考える力と我慢強さ。まず、街の中心部にある建物を選ぶ。

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