レトロな写真の撮影風景を見ているようだ。女の子たちは撮影中、まばたきをし、微笑み、髪の毛をなおす。だけど本当は...
女の子たちは実在していない。これはミハイル・ザイコフさん(左)がつくった人形たち。
人形の髪の毛、まなざし、笑顔はとてもリアルで、人形と人間の区別が難しくなる。
人形にはヒンジが使われているため、手足を動かすことができる。服、靴、アクセサリーは、19世紀末に人気の高かったファン・ド・シエクルにインスパイアされたデザインで、人形ひとつひとつにあつらえられている。
インスタグラムに掲載された写真のおかげで、人形づくりの様子を簡単に追うことができる。最初に特別な素材がワイヤーにつけられる。
瞳が装着され、唇が着色され、顎のへこみがつくられ、赤みが加えられた。
イリーナ・クジョミナさんはザイコフさんとの連携作業の中で、服や髪の毛を担当している。髪の毛の後、眉毛とまつげが加えられ、人形に息吹が与えられる。
見ていると、不思議な気持ちになってくる。
人形の外見はそれぞれ違っている。まるで性格も異なるみたいだ。
人形の制作工程の動画。(再生は写真をクリック)
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