ロシアでは2014年、初めてのスチュワーデスの美人コンテストが開催された。出場したのはロシアの航空会社15社の女性約500人。最も美しいと評価されたのは、「アエロフロート」のダリヤ・コフシクさん。今年、他の美女に冠を譲ることになった。
写真提供: topstewardess.com
2015年、応募件数はほぼ2倍になった。応募者は複数の選考段階を経る。ここでは、スチュワーデスの外見だけでなく、非常・救助機器の扱い方をどれだけ習得しているか、応急処置を行えるか、機内に暴れる乗客がいたら、対処できるか、などが評価される。
準決勝では、英語の知識に関する試験を受けた。その後、審査員から勤務先の航空会社の沿革やロシアの地理について質問を受け、答えた。その結果、26人が決勝に進んだ。
決勝は11月末に行われた。出場者は最初に、飛行前の安全確認を行いつつ、ダンスをした。
出場者はその後ステージで、自分が仕事をしてきた中で最も重要な瞬間や興味深い瞬間について話した。
決勝戦出場者である航空会社「ロシア」のタチヤナ・メツさんは、子供時代から制服を来た人に憧れていたが、自分がスチュワーデスになるとは思っていなかった。「それから長い年月が過ぎ、銀行で働いていた時に、客室乗務員の募集広告が目にとまった。そして試してみなきゃと思い、決断した」とメツさん。実際の仕事で最もおかしかったできごとは、乗客からエンジンの音をもっと小さくしてくれと頼まれたこと、また乱気流を止めてくれと頼まれたことだった。
航空会社「ロイヤル・フライト」のクリスチーナ・ポビヤンスカヤさんはこう話す。「場所や環境が変わることが仕事の魅力。客室乗務員は機内のウェイトレスではなく、その道のプロであることを人々に理解してほしい。そして、実際には、激務であるということを。安全性、快適なフライトを確保し、不安を払しょくさせ、医療救護を行い、ムードを盛り上げることは、誰にでもできることではない」
航空会社「S7」のオリガ・ヴォリャさんは、しばしば注目の的になる。「結局外見ではなく、私のユーモアのセンスやあらゆる状況において前向きであることで、会話したいと思ってもらえる。皆明るい人間が好きだから。これは仕事においても私の助けとなっている」
次は創造力の審査。航空会社「UTエアー」のオリガ・ヴォロシナさんは、アコーディオンを奏でた。
航空会社「S7」のアレシャ・クジナさんは、自身の娘とともにステージに立った。2人でS7社の飛行機の形の大きなケーキを焼き、審査員にプレゼントした。
コンテストの「民間航空」部門で優勝したのは彼女だ。「ビジネス航空」部門では、民間航空会社のアナスタシヤ・バブシキナさんが冠を手にした。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。