ロシア各地にたたずむ趣のある歴史的な建物。絵のように美しい選りすぐりの教会と修道院をロシアNOWが特集する。最初の建物は、ロシア最古の教会(1045~1050年)である、ノヴゴロドの聖ソフィア大聖堂。
Lori Images, Legion Mediaノヴォデヴィチ女子修道院(1524年)は、モスクワ有数の美しい建築スポット。モスクワ川に三方を囲まれた、一種の半島に位置している。修道院は居住区、管理棟、鐘楼、教会など、14の建物からなる。
Wikipedia, Anton Zelenov新エルサレム修道院(1656年)は、ニコン総主教によって建てられた。デザインはエルサレムにある有名な復活教会を基本にしている。ニコン総主教は、パレスチナの聖地のような聖地の連なりを、モスクワ郊外のイストラに建てることを考えた。
Nikolai Korolyoff至聖三者聖セルギイ大修道院(1337年)は、モスクワの北東70キロに位置している。ロシア正教会の心のふるさとと考えられ、300人以上の修道士が暮らしている。
Lori Images, Legion Mediaユネスコ世界遺産に登録されているキジ島の木造教会は、ロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ。門のある教会と墓地で構成されたシンプルなつくりだ。キジ島には二つの大きな教会(18世紀に建設)があり、どちらも正教会の木造建築の原型である。どの建物にも釘は一切使われていない。
Shutterstock/Legion-Media手つかずの森が生い茂り、湖が点在するソロヴェツキー諸島は、日常を忘れさせてくれる美しい癒しの場所。ユネスコ世界遺産に登録されている。何世紀もの間、修道院が静かにたたずむ隔絶された島だったが、1920年代、レーニンの命令により、ソロヴェツキー特別収容所が開設された。ここは犯罪者や新しく誕生したソ連のイデオロギーに反対した人々が、重労働に従事しながら、自分の罪を”つぐなう”場所だった。1990年代初め、上階に展示室のある修道院として、新たに開所した。かつて国民を襲っていたGULAG(矯正労働・奉仕労働収容所)時代の心の悲劇をあらわにしている。
Igor Stomakhin, FocusPicturesボゴリュボヴォ村のネルリ河岸の生神女庇護聖堂(1165年)は、ロシアの優れた建築記念物。ウラジーミルやスズダリの白い石造りの建造物の重要な一部であり、ユネスコ世界遺産に登録されている。
Lori Images, Legion Mediaトルジョクの聖ボリス・グレブ修道院(1038年)。キエフ・ペチェルシク大修道院とほぼ同じ時期に、大貴族のエフレムによって建てられた。修道院の丘からは、国内有数の美しさを誇る古きロシアの街並みが広がる。
Lori Images, Legion Media修復されたクロンシュタット海軍大聖堂(1913年)は、今やコトリン島のクロンシュタット区の主要な観光スポットになっている。建築ヴァシリー・コシャコフによるネオ・ビザンチン建築で、バルチック艦隊の偉大さをはっきりと表現している。
Lori Images, Legion Mediaヤロスラブリ市のもっとも古い建築物である変容修道院(13世紀)。イワン雷帝のお気に入りの修道院の一つで、150年前に博物館に変わった。18世紀の地元の建築が再現された敷地には、6つの公開されている教会がある。
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