ベルリンからモスクワまで:大戦の面影を残す通りを歩く

水先案内人のセルゲイ・ラレンコフ氏がカメラを手にすると、それはタイムマシンへと変貌する。ラレンコフ氏は6年の年月をかけて、余暇に戦時中のロシアやヨーロッパの都市のアーカイブ写真を現在の同じ場所の写真と組み合わせて、写真のコラージュを作成した。
水先案内人のセルゲイ・ラレンコフ氏がカメラを手にすると、それはタイムマシンへと変貌する。ラレンコフ氏は6年の年月をかけて、余暇に戦時中のロシアやヨーロッパの都市のアーカイブ写真を現在の同じ場所の写真と組み合わせて、写真のコラージュを作成した。 / モスクワ、1941~2010年。1941年11月7日に行われた行進。軍隊は真っ直ぐに前線に向かって行進していった。
セルゲイ・ラレンコフ氏はこのプロジェクトについて語った。「2009年から2010年にかけて、私はモスクワでプロジェクトを手がけました。その後は、ウィーン、プラハ、ベルリン、パリやノルマンディなどのヨーロッパ(第二次世界大戦で主な戦場となった都市)に取り組みました。それからキエフ、オデッサ、セヴァストポリ、ケルチやその他多数の都市を手がけました」 / レニングラード(現サンクトペテルブルク)、1942~2009年。リーゴフスキー大通りとラズエズジャヤ通りの交差点。
「2014年に、プロジェクトにドレスデン、ノヴォロシースクやムルマンスクも含めました。『時のつながり』と称する全プロジェクトの作品には1,000点があります」。これらの都市には、第二次世界大戦中の卓越した勇敢さを讃えて「英雄都市」(ロシア語でゴロド・ゲロイ)という称号が与えられた。ソ連では次の12の都市にこの称号が与えられている。モスクワ、サンクトペテルブルク、ヴォルゴグラード(旧スターリングラード)、ケルチ、キエフ、ノヴォロシースク、セヴァストポリ、ムルマンスク、ブレストリトフスク要塞、オデッサ、スモレンスク、トゥーラだ。セルゲイ・ラレンコフ氏は、大戦中に決定的な役割を果たした都市の研究を行っており、これらの都市が彼にとって主な関心の対象となっている。/ レニングラード(現サンクトペテルブルク)、1941~2009年。宮殿広場。KV-1式重戦車。
「歴史に触れて過去の戦争とその結果のスケールを示し、人々の英雄的な行為に敬意を払うことは、私にとってとても興味深いことです。 / ムルマンスク、1941~2014年。軽航空機の輸送。
モスクワ、1941~2012年。トヴェルスカヤ通りの兵卒。
セヴァストポリ、1944~2012年。グラフスカヤ・プリスタニ(伯爵の埠頭)の強襲。
スターリングラード(現ヴォルゴグラード)、1943~2013年。鉄道駅近くに配備されたソ連軍T-34式戦車。
ノヴォロシースク、1943~2014年。ウラジミール・レーニン記念碑の上に掲げられたソ連海軍旗。
プラハ、1945~2010年。プラシュナ・ブラーナ(火薬門)近くで解放を歓迎する市民。
ベルリン、1945~2010年。国会議事堂への襲撃。
ベルリン、1945~2010年。制圧された国会議事堂前で座り込むドイツ兵。
レニングラード(現サンクトペテルブルク)、1945~2013年。宮殿広場でソ連兵を迎える。