ロシア美術のスーパーリアリズム

「国立トレチャコフ美術館」(モスクワ市)で新しい展覧会「スーパーリアリズム:現実が幻想になる時」が開催されている。開催期間は7月26日まで。
「国立トレチャコフ美術館」(モスクワ市)で新しい展覧会「スーパーリアリズム:現実が幻想になる時」が開催されている。開催期間は7月26日まで。会場はKrymsky Val, 10, Hall 39-42。/ブラトフ「切り口」(1965-1966)、国立トレチャコフ美術館
展覧会のテーマは1960年代終わりから1990年代初めまでの美術の創作運動であるスーパーリアリズム(ハイパーリアリズム)。/ボルコフ「フロンティア船にて」(1977)、国立トレチャコフ美術館
スーパーリアリストはその作品の中で、芸術的幻想と現実の間にある従来からの相反を取り除いている。写真のイメージは「第二の本質」とみなされ、知覚の全否定と前衛主義に取って代わった。/タンミク「少年とホッケースティックとヘルメット」(1978-1979)、国立トレチャコフ美術館
展示されているのはロシア、ウクライナ、エストニア、アルメニアの有名な画家の作品100枚以上。 /オヴセピャン「写真展にて」(1980)、国立トレチャコフ美術館
スーパーリアリズムの辛辣で、新鮮で、現代的なスタイルは、当時の才能豊かな芸術家をひとつにした。/ボルコフ「手術」(1980)、国立トレチャコフ美術館
スーパーリアリストは現実と幻想の従来の相反を打ち破った。/ペトロフ「カザン鉄道駅」(1981)、国立トレチャコフ美術館
スーパーリアリストは、シュールレアリズムの帳で現実を覆いながら、リアリスティックな芸術を超えるものをつくりだしている。/キチギン「作業場の中央部」(1982)、国立トレチャコフ美術館
バジレフ「陸軍、空軍、海軍と連携するための志願兵たちの射撃場」、国立トレチャコフ美術館
ゲッタ「絵画を背にした自画像」(1984)、国立トレチャコフ美術館
シェルスチュク「父と私」(1984)、国立トレチャコフ美術館
エルケン「バルト海の研究旅行」(1984)、国立トレチャコフ美術館
ファイビソヴィチ「隣の車両の反射」(1985)  「モスクワ地下鉄」シリーズより、国立トレチャコフ美術館
グリュシス「顔」(1986)、国立トレチャコフ美術館
バジレフ「作業場の窓から」(モスクワの庭)(1990)、国立トレチャコフ美術館

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