ロシアの巨大工場:世界最大の原子力潜水艦

1970年代に、セヴマシュ造船所は世界最大の原子力潜水艦(アクラ(シャーク)級潜水艦)を製造し、それがギネスブックに認定登録された。

1970年代に、セヴマシュ造船所は世界最大の原子力潜水艦(アクラ(シャーク)級潜水艦)を製造し、それがギネスブックに認定登録された。

Slava Stepanov / GELIO
セヴマシュ造船所はアルハンゲリスク州のセヴェロドヴィンスク市にある。これはロシア最大の造船所コンプレックスだ。
セヴマシュ造船所はアルハンゲリスク州のセヴェロドヴィンスク市にある。これはロシア最大の造船所コンプレックスだ。セヴマシュが重点的に取り組んでいる主な専門分野は、ロシア海軍向けの原子力潜水艦の建造である。
1939年以来、この企業は131隻の原子力潜水艦、36隻のディーゼル潜水艦、そして45隻の船を製造してきた。
同造船所は300ヘクタール(741エーカー)の敷地を占めており、100以上の部門により構成されている。25,000人の従業員が同社で勤務している。
ロシアとインドの二国間協定による後援を受けているこの造船所は、改良が加えられたキエフ級空母ヴィクラマーディティヤ号の修理と最新化を請け負った。2013年11月16日、この空母はインド海軍に引き渡された。
ドミトリー・ドンスコイは、ロシア海軍の原子力弾道ミサイルを搭載した潜水艦で、プロジェクト941アクラ型の呼称がつけられている。
これは世界最大の潜水艦で、その長さは173メートルにもおよぶ。アクラ(シャーク)級潜水艦を構築するために、セヴマシュはまずワークショップ55を建てた。これは閉鎖型の造船用格納庫としては世界最大のものである。
1988年12月に就航した、プロジェクト 1144「オルラン」のキーロフ級ミサイル巡洋艦は、1999年以来セヴェロドヴィンスで修理を受けてきた(とはいえ、事実上はこれは退役したも同然である)。しかし、この巡洋艦を最新化するための契約は2013年5月に合意されたばかりだ。

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