ロシアの巨大工場:大型車製造で世界9位のカマズ

人口52万2000人以上のナーベレジヌイェ・チェルヌイは、タタールスタン共和国で首都に次ぐ第二の都市である。カマ川沿いにあるこの市が発展し始めたのは、1960年代にカマズの巨大工場の建設が始まった頃からだ。工場が設立されてから人口が急増し、住宅が増え、インフラ整備も進んだ。
カマズはタタールスタン共和国最大の企業の一つである。ちなみに、世界では9位の大型車の製造者である。
いくつかの推計によると、この巨大工場建設にかかった費用は操業開始から8年間で回収できた。
カマズは40以上のトラックのモデルを製造し、様々な特徴を含めると、1500種類以上のトラックがある。
2012年にカマズの200万台目のトラックが出来上がった。毎日200台ほどのトラックが生産されている。カマズは2020年までに、生産量を年間10万台に増やす予定である。
約4万5000人がカマズの様々な部所や子会社で働いている。一つの施設に、開発、組み立て、部品製造、仕上げから整備まで、製造工程すべてが含まれている。
工場は2010年から、CNH(ケース・ニュー・ホーランド)という商標で農業車両と工事車両の生産を開始した。
しかし後にカマズは、「カマズの本業以外のプロジェクトは閉鎖する」という経営方針を打ち出し、このプロジェクトから撤退した。

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