間近に見るセブンシスターズの星

モスクワ大学の本館。高さ:240メートル

モスクワ大学の本館。高さ:240メートル

birdseyeview.ru
 モスクワのスターリン様式の高層建築、セブンシスターズの尖塔と高さ5メートルの星を間近から眺めたことがある人は数少ない。

 「セブン・シスターズ」とは、モスクワに7棟あるスターリン様式で設計された高層建造物である。「セブン・シスターズ」という言葉は地元住民の間では使用されていないので、そう言っても意味が伝わらない。その代わりに、モスクワ市民は「(スターリン様式の)摩天楼」を意味する「ヴィソトキ」または「スターリンスキー・ヴィソトキ」と呼んでいる。

クドリンスカヤ広場の文化人アパートビル。高さ:156メートル

 ソ連バロックやゴシック様式が精巧に組み合わせられたこれらの建物は、アメリカの超高層ビルを建設するのに使用された技術を利用して1947年から1953年の間に建てられた。

ヒルトン・モスクワ・レニングラードスカヤ。高さ:136メートル

 その7棟は以下の通りだ。ラディソン・ロイヤル・ホテル(旧ホテル・ウクライナ)、コテーリニチェスカヤ河岸通りの芸術家アパート、クドリンスカヤ広場の文化人アパート、ヒルトン・レニングラードスカヤ・ホテル、外務省、モスクワ国立総合大学本館、それから赤門(クラースニエ・ヴォロタ)管理棟ビルだ。

ラディソン・ロイヤル・ホテル(旧ホテル・ウクライナ)。高さ:206メートル

 同じスタイルの高層建築がもう2棟計画されたが、これらが建造されることはなかった。ザリャディエの管理棟ビルとソビエト宮殿である。

コテーリニチェスカヤ河岸通りの芸術家アパート。高さ:176メートル

 星がつけられているのは7棟のセブンシスターズのうちの6棟だけである。外務省の建物の尖塔は、星を設置するには強度が不足していることが判明したからだ。

スモレンスカヤ-センナヤ広場に面する外務省ビル。高さ:172メートル

 鳥瞰図の創作者であるカメラマンのセルゲイ・シュミロフと操縦者のダニール・アナンニェフは、プロ仕様の DJI Spreading Wings S1000 マルチコプター(ドローンの一種)にソニー製 NEX-5R カメラを搭載して、星の写真を撮影することにした。

赤門(クラースニエ・ヴォロタ)管理棟ビル。高さ:138メートル

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