地獄の三角地帯:地球の果ての超常現象地域

アルハンゲリスクの「地獄の三角地帯」は、ロシア北西部の超常現象地域。プレセツク宇宙基地、セヴェロドヴィンスク原子力船建造センター、史上最強の「ツァーリ・ボンバ」の実験が行われたスホイ・ノス半島の核実験場の3点が、三角形を描いている。

アルハンゲリスクの「地獄の三角地帯」は、ロシア北西部の超常現象地域。プレセツク宇宙基地、セヴェロドヴィンスク原子力船建造センター、史上最強の「ツァーリ・ボンバ」の実験が行われたスホイ・ノス半島の核実験場の3点が、三角形を描いている。

Egor Mostovshikov
三角地帯は何十年も研究されてきた。UFO、プラズモイド、光る球などの説明できない現象を含む、超常現象の活発化を示す証拠もある。
忘れ去られた旅人、終末学研究者であるテオドール・グラゴレフにささげられたウェブサイト「バテンカ」のチームは、真実を自分たちで確かめるため、地獄の三角地帯に出発した。
モスクワから白海沿岸にある地獄の三角地帯の拠点セヴェロドヴィンスクまでの距離は、約1300キロメートル。
ロスタのような停留所での待ち時間すべてを含め、往復の旅は3日間に及んだ。北部では夏の間、白夜で日が沈まないため、数ヶ月間も”1日”が続く。したがって3日間という言い方が正しいかどうかわからない。
白海の海岸に出るのは容易なことではない。特に電話やナビゲーターが使えなくなる時。まるで海が存在しておらず、湿地と沼地が果てしなく続いているようだ。150キロメートルほどの道なき道を進むと、旅人は岸辺で静寂に迎えられる。
チームが目標に近づくにつれ、草の香りが混じった海風をより強く感じるようになる。茂みの奥からはまるで悪夢のように、錆び、忘れ去られた車の骨格があらわれてくる。
道の途中で、かつての生活の跡を見つけた。空っぽの道、ゆがんだ柵、「店」と書かれた三角屋根の小屋。チームはセヴェロドヴィンスクの代わりに、「ストロイチェリ」村に偶然たどりついた。
村では地獄の三角地帯の守衛に出会う。自身の手づくりの水陸両用車で、魚釣りをしている。海沿いを走り、海岸から離れ、地球の果てから戻ると、そこにはもう家がある。
地獄の三角地帯が超常現象を限定する拠点には到達できた。自然の力と争うことは無意味。法則は効力を持たず、すべてが場所ごとに変わっていく。

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