ギッペンレイター写真展:電柱と工場の煙突がない国

現在モスクワでは、著名なロシア人写真家ヴァディム・ギッペンレイターの個展が開催されている。今年彼は97歳になった。過去60年以上に渡り、彼は5万枚以上のカラーのスライドを撮ってきた。ロシアNOWは中でも特筆すべきものを紹介する。 // 写真:カムチャッカ半島、ウゾン火山のカルデラ 1980年

現在モスクワでは、著名なロシア人写真家ヴァディム・ギッペンレイターの個展が開催されている。今年彼は97歳になった。過去60年以上に渡り、彼は5万枚以上のカラーのスライドを撮ってきた。ロシアNOWは中でも特筆すべきものを紹介する。 // 写真:カムチャッカ半島、ウゾン火山のカルデラ 1980年

Vadim Gippenreiter
現在モスクワでは、著名なロシア人写真家ヴァディム・ギッペンレイターの個展が開催されている。今年彼は97歳になった。過去60年以上に渡り、彼は5万枚以上のカラーのスライドを撮ってきた。ロシアNOWは中でも特筆すべきものを紹介する。
主な題材はロシアの自然だ。長い生涯に彼は、カムチャッカ半島の火山から中央ロシアの平原まで、国のいたるところを旅をした。
ヴァディム・ギッペンレイターは木製のカメラを使う。金属製のものより軽量で扱い易い。木のフレームには最先端の技術のレンズとフィルムが収まっている。
ヴァディム・ギッペンレイターの最も有名な写真のいくつかは、彼が長年住んでいたカムチャッカ半島で撮られた。 // Photo: カムチャッカ半島、トルバチク火山の噴火 1975年
彼はカムチャッカ半島トルバチク火山の1975年の噴火を撮影することに成功した数少ないカメラマンの一人だ。
長いキャリアを通して、彼は自然と調和しようと努めた。彼はしばしば一人で森の中で暮らす事があった。彼は自分の目で見たものを撮影し、誰でも見る事の出来る写真にした。 //写真:カレリアの秋 1984年
「身近にあるもの、私が個人的な感情をもつものを撮影します。それは電柱や、工場の煙突がない、手付かずの自然です。車が行けない様な所に憧れます」。ギッペンレイターはこう書いた。// 写真:サヤノ・シュシンスキー自然公園 1983年
「私は自分の「保護されたロシア」の写真を常に集めています」 // 写真:夕焼けのレナ石柱 1979年
「私は生物学者の様な感性を持っているので、自然の写真を撮ります。人生の大半を野外で過ごし、モスクワはたまに訪れる程度です」 // 写真:ヴォルガ川のほとり 1995年
「私は若い頃から彷徨い、森でキャンプし、天候が悪ければ焚き火を起こし、川で夜明けを迎えるような暮らしをしていました。魚が餌に食い付くのを待ち構え、朝の霧の中、棒浮きで魚に催眠術をかけようとしました」
ギッペンレイターによると、四季にもそれぞれ調性と性格がある。「空がどんよりする秋、色あせた草の上にある色とりどりの落ち葉は息を飲む程美しいです」。彼はこう語る。 // 写真:カムチャッカ半島、ウゾン火山のカルデラの秋 1980年
「冬には全てが凍るが、静寂の中でも人生は続く。自然の変化は気分の変化をもたらし、写真家の仕事は、その微妙な変化を捕らえる事です」