オリガルヒのお買い物TOP7

今秋のトリュフシーズンの始まりに、ロシアの億万長者のウラジーミル・ポターニン氏は、ニューヨークのレストラン経営者、ネロ・バラン氏から、重さ4ポンド(約1800g)の白トリュフを9万5千ドルで買った。フォーブス・ロシア誌によると、推定正味資産143億ドルのポターニン氏は、ニッケル生産の世界最大手で あるノリリスク・ニッケル社を30.4%所有する。彼の最新の買い物はイタリアでも特定の地域でしか発見されない貴重なホワイト・アルバ・トリュフで、世 界で最も高値の付く品種の一つであるため、「ホワイト・ゴールド」と呼ばれる。
ロシアの鉄鋼王ウラジーミル・リシン氏は、2005年に、スコットランドの17世紀に建てられた豪華な城を買った事で知られている。彼の狩猟用のこの所有地に は、1200ヘクタールの森があり、リシン氏はここで狩猟を楽しみながら休暇を過ごす。同氏は、ヨーロッパ最大級の射撃場(リシャ・ノラ)をイクシャという モスクワ近郊の小さな町に建てた事でも知られる。フォーブス誌によると、推定正味資産は141億ドル。
ロシアのオリガルヒ(新興財閥)であるミハイル・プロホロフ氏(2013年3月時点で推定正味資産130億ドル)は、2010年5月にニュージャージー・ ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)の株式の過半数を取得し、NBA初の、北米出身ではないチーム・オーナーとなった。2012年に彼はウラジーミル・プーチン氏の対 抗馬として大統領選に参加し、ロシアを揺るがせた。
しかし全てのロシア人大実業家が極端に高額な買い物をしている訳ではない。億万長者のアレクサンドル・レベデフ氏は、赤字が続くアイルランドの新聞、ザ・インディペンデントとインディペンデント日曜版をたったの1ポンドで買収した。1ポンドと言えば、スタンドで売っているインディペンデント紙1部の値 段だ。その後間もなく、彼はイブニング・スタンダード紙を同額で買収した。3年後、6億ドルの資産を持ち2013年のフォーブス・ロシア誌長者番付入りしたレベデフ氏は、実業家からジャーナリストに転身すると発表し、自身が39%所有する、独立系のノーヴァヤ・ガゼータ紙の調査報道部門のトップになった。
新興財閥のロマン・アブラモヴィッチ氏は、サンクトペテルブルクの運河にあるノーヴァヤ・ゴランディア島(ロシア語で「新オランダ島」を意味する)に 40億ドルをつぎ込み、自身のコレクションを展示するための新しい博物館を建てた。約7.28ヘクタールあるこの島は、アムステルダムに似ている運河や造船所があったことから新オランダと名付けられた。アブラモヴィチ氏は島を文化センターにする予定だ。今では資産評価額102億ドルと言われ る47歳のアブラモヴィッチ氏は、孤児として育ったが、現在はプレミアリーグのチェルシーFCのオーナーであり、世界最大のヨットを所有し、ロンドン、パリや サン・バルテルミー島などに家を持ち、最近はニューヨークのマンションを7500万ドルで購入した。
奇抜なファッションセンスで有名なロシアの元携帯電話王、エフゲニー・チチヴァルキン氏は2007年、ソ連の独裁者、ウラジーミル・レーニンとヨシ フ・スターリンを車体に描き、タイヤにスワロフスキーのクリスタルをちりばめた100万ドルの車で、モスクワっ子を驚かせた。2年後、彼はロンドンへ逃亡し て間もなく、誘拐と恐喝の疑いで国際刑事警察機構(インターポール)の指名手配リストに載った。1年前、誘拐の容疑は取り下げられ、ロシアの刑法改定に伴 い、彼の会社(エヴロセチ)に対する訴訟は今年1月に取り下げられたが、チチヴァルキン氏は未だに逮捕を恐れ、モスクワに帰れず、ロンドンに住んでいる。
モナコ在住のビジネスマン、ウラジーミル・クリューキン氏は、amfAR(エイズ研究基金)がカンヌ国際映画祭で開催した例年のチャリティー・オークションで、レオナルド・ディカプリオとの宇宙への旅を150万ドルで落札した。来年、ヴァージン・グループが製造したヴァージン・ギャラクティック・ス ペース・シップIIで、高度約110kmに達し、4分間の無重力飛行を含む2時間の宇宙飛行を行なう(ヴァージン・グループは、イギリスの実業家兼冒険家、リチャード・ブランソン氏が設立し、会長を務める)。フライト前、クリューキン氏はニューメキシコで ディカプリオと共に数日間トレーニングを行なう。