スペツナズへの狭き門

「スペツナズ」(特殊任務部隊)の栗色のベレー帽をかぶる資格を手にするための入隊試験が行われ、軍の部隊や特別部隊の師団から70人の軍人たちがノヴォシビルスク州に集結した。この試験は、ロシア内務省軍・シベリア地域司令部の管轄下にあたるイェルマーク特殊任務部隊のユ ニットがあるゴルニイ(山)教育センターで実施された。

「スペツナズ」(特殊任務部隊)の栗色のベレー帽をかぶる資格を手にするための入隊試験が行われ、軍の部隊や特別部隊の師団から70人の軍人たちがノヴォシビルスク州に集結した。この試験は、ロシア内務省軍・シベリア地域司令部の管轄下にあたるイェルマーク特殊任務部隊のユ ニットがあるゴルニイ(山)教育センターで実施された。

Andrey Shapran
いちばん多くの候補者がドロップアウトしたのは射撃ステージだった。
候補者のうち、栗色のベレー帽を手にすることができたのは27名だけだった。
主な試験は1日間で行われ、これには行進、過酷な条件下で行われる特別な障害物訓練、高層の建物で兵士の戦闘準備状態を試すテスト、軽業、そして格闘が含まれた。
候補者の兵士が3回減点されると、次のテストから除名される。
統計によると、2次選考、3次選考へと進む参加者は2〜3割に限られている。
今回、10人がこれらの難関を克服して、最終段階まで進んだ。
残りの30人のうちの何人かは、高地訓練で失格になった。
最も多くの栗色のベレー帽を獲得したのは、シベリア地域司令部に所属する15名の兵士たちだった。
栗色のベレー帽は、特殊任務部隊の兵士が着用するものである。
このベレー帽は、スペツナズのメンバーが誇りとするアイテムだ。
だが、その持ち主に他の兵士とは異なる何らかの特権が与えられるわけではない。
ロシアでは、兵士の他に、内務省、ロシア連邦麻薬流通監督庁、および連邦刑執行庁の職員が、栗色のベレー帽を目指してこの入隊試験に挑戦することが認められている。

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