武器国際見本市「ニジニタギル・エキスポ」

初めて開催されてから15年以上経った今回、武器国際見本市「ニジニタギル・エキスポ」(RAE 2013)はネクスター、ルノーやサフランなど欧州の主要武器メーカーの展示を初めて取り上げた。
初めて開催されてから15年以上経った今回、武器国際見本市「ニジニタギル・エキスポ」(RAE 2013)はネクスター、ルノーやサフランなど欧州の主要武器メーカーの展示を初めて取り上げた。
大規模なNATOの公式代表団を含め、多くの外国代表団がRAE 2013に出席した。軍事産業部門と軍事技術協力を管轄するドミトリー・ロゴージン副首相によると、RAE 2013 は期待に応え、ロシアの防衛産業は成果を最大限見せることができた。
この展示会では、ロシアと海外の武器メーカーの積極的な交流が目立った。
ニジニタギルの展覧会で展示されていたほとんど全てのロシアの戦闘車両は、中東やアフリカでよく見かける砂漠迷彩色に塗装されていた。
RAE 2013の主催者によると、この迷彩色を見れば、将来のバイヤー達は、ロシアの戦闘車両が完全に山岳や砂漠地形に適していると納得するだろうという。
SPMは“超”装甲の装軌消防車両だ。T-72とT-80の戦車の部品から作られ、3人の乗組員で操作するか、遠隔制御ロボットとして使える。
ここまで過酷な条件で、しかも遠隔操作で消火できる強力な車両を製造するのは、世界でロシアだけだ。このような消火ロボットが必要となる緊急事態は様々ある。
ATOMのコンセプトは、RAE2013で大評判だった。重い車輪を装備した歩兵戦闘車は、フランスとロシアの専門家により共同開発された。重量30トンで四車軸あるこの車両はニジニ・ノヴゴロドに基盤を持つブレヴェストニク工場で開発された57ミリ砲を装備している。射程距離は6キロで、毎分140発発射することができる。
アリーナ-Eは輸出専用に設計されたシステムだ。戦車に近づく中空充電手榴弾や誘導ミサイルを空中で確実に破壊する、このような防御システムを開発したのはロシアが初めて。
新しいアリーナ-Eは全く新しい外観を持つ。防御システムは、以前の様に回転砲塔の上ではなく、その横にある。このシステムを開 発したコロムナ工学設計事務所の代表によると、パフォーマンス面で、このシステムは現在世界一だという。
RAE2013は、ロシアの国営武器輸出会社「ロスオボロンエクスポルト」社とフランス国防省代表団の会談を主催し、ロシア・フランス軍事技術協力委員会について話し合いが行なわれた。またロスオボロンエクスポルト社は、タレス、サジェムとレンクフランスなど、展示会に出席した大手武器メーカーと現在および将来のプロジェクトについて話し合った。
最新のロシアの攻撃ヘリは、以前、イスタンブール国際武器軍事機器博覧会(IDEF-2013)におけるロシアの展示で発表された。

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