古今の鉄道を紹介する展示会EXPO1520

ロシア鉄道のコレクションのなかで最も古い実働可能な蒸気機関車から鉄道車両の最新トレンドに至るまでを紹介する、レール上の展示会が行なわれた。
ロシア鉄道のコレクションのなかで最も古い実働可能な蒸気機関車から鉄道車両の最新トレンドに至るまでを紹介する、レール上の展示会が行なわれた。
「EXPO1520」は鉄道業界における設備、技術、インフラ、サービスや物流の最新の進歩を展示する専門の国際的なサロンだ。
今年の展覧会は、40以上の列車を含む、記録的な数の展示物が並んだ。イベントは、ロシア内外の鉄道エンジニアリング企業による最新の機関車、鉄道車両、特殊鉄道機械や技術設備を紹介するために開催された。
訪問者は、救助・復旧作業用の列車や消火設備など、特別な鉄道設備が動く様子を見ることができた。
人為的に作られた過酷な環境で作業する全地形対応車カマズの特別なデモンストレーションがあった。カマズ・マスターは、ラリー専 用に作られた車両で、パリ・ダカール・ラリーやシルクウェイ・ラリーなどの国際大会で優勝している。
最新の技術仕様の機器及び材料を使った二階建ての客車もショーで展示された。訪問者は乗り心地を体験することもできた。
車輪上の展示物は1日に2回稼働した。デモンストレーションは約1時間かかった。
訪問者にとってもう一つのアトラクションは、スイス製のディーゼルエンジンのFLIRT(低床式電車)に試乗できることだった。
イベントの目的は、ロシア内外の最先端の鉄道車両や機械設備をロシアの国鉄及び旧ソ連諸国、ヨーロッパと中央アジアの鉄道会社のトップ及び鉄道事業者、 リース会社、貨物会社や運送会社の経営者に見せることだ。
国際的な企業の積極的な参加、イベントの規模の大きさ、EXPO 1520のスペース内でのユニークな展示のおかげで、政府高官、関連省庁のトップやヨーロッパ有数の企業の幹部が、VIPゲストや代表者として出席した。
サロンの国際的地位は、外資系企業を含めた出展者によって確立された。通常この展示会に参加する国々に加えて、今回のEXPO1520には、デンマークやイスラエルなどが初めて参加した。フランス、スイス、チェコ共和国のパビリオンで、鉄道分野の主な専門家の成果が披露された。

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