アストラハン市場で東洋の色

大イサディ市場は形成当初から、アストラハン(モスクワから1400キロ)の生活の要としての役割を果たしてきた。早くは16〜17世紀頃、静かなクトゥム川の桟橋の隣に市場が現れたとされている。

大イサディ市場は形成当初から、アストラハン(モスクワから1400キロ)の生活の要としての役割を果たしてきた。早くは16〜17世紀頃、静かなクトゥム川の桟橋の隣に市場が現れたとされている。

Evgenia Kozlova
当初「イサディ」は、商人が岸に船を停め、商品を売ったり、自分達の村で必要な日用品や釣り具と交換したりする場所だった。アストラハンの他の市場とは対照的に、大イサディ市場は未だにそのユニークな個性と民族性を保ち続けている。「ラヴァッシュ」や「チュレク」など、美 味しいカフカスのパンは、伝統的なロシアのパンとは異なる。
市場を訪れるのに一番良い時間は、八時前の早朝だ。市場のメイン・ビルディングの入口から、東洋の食べ物の匂いが漂ってくる。夏の間は商人の店では、 ブドウ、リンゴやプラムなど、新鮮な地元の果物があふれている。
8月一杯と9月初旬、市場はスイカであふれている。ロシア中で、アストラハンのスイカは一番甘くてジューシーであるとされている。
市場の奥では、果物や野菜ではなく、工業用品や家庭用品が並ぶ。
夏には、数ヶ月の長い冬へ備え始める。熟練した職人は、それぞれのお店のカウンターの後ろで手作りの伝統的なウールのニット製品を作っている。
値切ることと商いの名人であるジプシーは、品物を選ぶ買い物客をいつでも手助けできる。
鮮やかな色彩の服を着た若い女性が、非常に安く服や家庭用品を売っている。
大イサディ市場はクラスヌイ・モスト(赤い橋)まで続く。ここでは、ガチョウからウサギまで、ありとあらゆる家畜が売られている。
ペット愛好家は、4本足で毛がふさふさの友達や変温動物の仲間を見つけることができる。
クラスヌイ・モストをすぐ超えた所には、本物の蚤の市がある。
ヨーロッパで最も有名な蚤の市のように、ここではアンティークの家庭用品、コレクター用のコインや、歴史があるお土産を購入することができる。
美術愛好家は本物の絵画や写真、スケッチを眺めることができる。