ロシア北部の魂:ベロゼルスク

ヴォログダ州は、モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ街道から比較的近く、東ヨーロッパ平原の北東に位置する。ベロゼルスクは、この地域で最も古い都市で、全国でも最古の都市の一 つだ。モスクワ建都の300年前、862年に創設された。

ヴォログダ州は、モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ街道から比較的近く、東ヨーロッパ平原の北東に位置する。ベロゼルスクは、この地域で最も古い都市で、全国でも最古の都市の一 つだ。モスクワ建都の300年前、862年に創設された。

Anna Dovgal
ここは、ロシアの田舎で、あたかも前世紀に迷い込んだかのようだ。綺麗に舗装された道路はないが、生活はのんびりとしていて、地元の人々は親切で人懐っこい。
魅力満点のベロゼルスクは、ヴォログダ州の西、ベロエ湖のほとりにあるが、湖自体からは、その沿岸沿いにのびる運河で分離されている。
ベロゼルスクは、オネガ湖―白海の交易路沿いに位置していたものの、古くから僻遠の地とされてきた。亭主が再婚するために、邪魔な女房を シェクスナ川のほとりにある、1544年創建のゴリツキー修道院へ送る習慣があったが、これは偶然ではない。
ベロエ湖周辺の土地は、ベロゼリエと呼ばれている。この地はロシア北部に属し、キリロフ、フェラポントフ、ゴリツキーなど多くの修道院で有名だ。雄大なキリロ・ベロゼルスキー修道院は、非常に豊かな歴史を有しており、1919年に州の保護下に置かれ、1924年には博物館として認定された。
キリスト降誕教会は、18世紀の終わりにクロヒノ集落に建てられた。1960年代初頭、クロヒノは深いヴォルガ・バルト水路の建設時に浸水域になった。ベロ エ湖の水位は、船舶に必要な深さを確保するために上昇し、古い村とその歴史の一切が水に覆われ・・・
ベロゼリエ内のすべての町の暖房は薪によって賄われ続けている。シェクスナ川のほとりでは薪には事欠かない。
ベロゼルスキー運河は、シェクスナ川とコフジャ川を結ぶヴォルガ・バルト水路の一部で、ベロゼルスクを通り、ベロエ湖の南を迂回する。
シェクスナ川は魚が豊富だった。チョウザメは、19世紀半ばごろまで捕れた。巨大なバケツをのせたそりでサンクトペテルブルクの宮廷に運ばれていた。
フェラポントフ修道院は、400年にわたり、ベロゼルスク有数の文化的および宗教的な中心地であった。二つの湖の間の丘に位置する修道院の建物は、 ロシア北部で、元々の装飾やインテリアを保存する唯一のものだ。