夏の離宮ペテルゴフ:噴水の饗宴

公園の下方向に向かう前に、宮殿のバルコニーから、緑に満ちた光景と大噴水の景観を上から満喫するといいだろう。公開されているな ら、大噴水の下の岩屋を探索して、近くのロプシャ丘にあるわき水から水を引き、カスケードの64の噴水から同時に水が出るように設計された、18世紀の工学 技術を駆使した偉業を見学してみるといいだろう。

公園の下方向に向かう前に、宮殿のバルコニーから、緑に満ちた光景と大噴水の景観を上から満喫するといいだろう。公開されているな ら、大噴水の下の岩屋を探索して、近くのロプシャ丘にあるわき水から水を引き、カスケードの64の噴水から同時に水が出るように設計された、18世紀の工学 技術を駆使した偉業を見学してみるといいだろう。

Lori / Legion Media
ペテルゴフまたはペテルホーフは、オランダ語/ドイツ語で「ピョートルの邸宅」の意味だ。
ペテルゴフまたはペテルホーフは、オランダ語/ドイツ語で「ピョートルの邸宅」の意味だ。サンクトペテルブルクのペトロドヴォレツォヴヌイ区にあり、フィンランド湾南岸に面している。サンクトから47キロ地点に位置する。
サンクトペテルブルク大学の2つのキャンパスのうちの1つがこの街に所在し、他にもロシア製時計製造会社の大手であるペトロド ヴォレツの時計工場がある。ピョートル1世の命によって建造され、時に「ロシアのベルサイユ」と呼ばれる一連の宮殿や庭園もここにある。サンク トペテルブルク中心部と合わせて、この一連の宮殿は、ユネスコの世界遺産に登録されている。
建設後200年は、ロシア皇室の夏の離宮として、その役割を果たしてきた。18世紀と19世紀には、この都市は、栄華に満ちたレセプション、盛大な祝賀会、舞踏会、コンサートや仮装舞踏会の舞台となった。
ペテルゴフの宮殿と庭園のアンサンブルには上の庭園と下の公園があり、150もの噴水が、強力なジェット状の水を噴き上げ、4つ のカスケードがまばゆく流れる。ペテルゴフの水供給システムは常時稼働することができ、それに匹敵するものはない。自然に盛り上がった高さ16メートルの 丘の頂点には大宮殿がそびえ立ち、ラストレリによって設計された宮殿アンサンブルの中心を成している。
宮殿の高雅なディスプレイにより、来訪者はロシア帝室の豪奢な広間、大広間や寝室を垣間見ることができる。宮殿のすぐ下では、サ ムソン像の噴水を含む、銀色に噴き上がる噴水と金色の彫刻が列を成し、見学者はその盛観を満喫できる。段状の小滝を流れ落ちていく水は、フィンランド湾に 流入する。
この庭園には植木の迷路や凝った装飾が施された鉄製の歩行者用の橋があり、パビリオンやあずまやもいくつもある。公園のパビリオ ンは指定日に一般公開され、入場料は宮殿への入場とは別途となる。すべてが公開されているのは週末だけだ。
緑の豊かな公園では、モンプレジ-ル小宮殿、小さな紅白の“隠れ家”(エルミタージュ)、マルリ宮殿(ピョートル大帝自身が造った木 製の彫刻入りの机が収められている)など、一見の価値のあるものがたくさんあり、大宮殿よりも雰囲気に富んでいる。
この宮殿は第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって占拠され、多大なダメージを被った。その綿密な修復作業は、この地域の人々 が誇りにしている。まぶしいほど輝かしい照明とロマノフ家の肖像画が特徴の玉座の間、その隣にある女官の間、そして精巧な木製の床が特徴の、西の 中華風書斎が見どころだ。
ベルサイユ宮殿から多大な影響を受けた宮殿をもつバルト海沿岸のペテルゴフは、比類のないサンクトペテルブルクから の日帰り旅行に最高で、来訪者を魅了してやまない。ここの光景は、大噴水に水が流れ、公園に花が咲き乱れる4月~10月に存分 に満喫できる。ピョートル大帝の夏の宮殿までの交通手段として、フェリーか水中翼船を利用すると、大帝がこの沿岸地域に対して思い描い た野望や、ロシア最西部のフロンティアとしてこの地域が担った役割を感じ取ることができ、さらに有意義な体験を味わえる。ボートに乗れる広大な公園は、夏の子ども向けの行き先としても最適だ。

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