モスクワでお花見

モスクワでは、複数の場所で桜の花見ができる。ロシア科学アカデミー中央植物園、ビリュリョフスキー樹木園、モスクワ大学の薬草園と植物園がそれだ。桜の開花時期が5月の祝日とうまく重なるため、モスクワっ子は喜んで花見をしに行く。
今年は5月8日に桜が咲いた。ピークの9~10日、ロシア科学アカデミー中央植物園日本庭園では、花見客の行列ができた。庭園に入るのに30~40分かかった。
庭園では、北海道から運ばれた桜が約250本育っている。
毎年50本ほどが花を開く。ロシアの中央気候帯では5日ほど花が咲いている。
桜の木が成長し、花が満開に咲くまでには、植樹されてから5年ほどかかる
ロシアの中央気候帯で多くの品種がその美しい姿を見せることができないでいる中、エゾヤマ桜とチシマ桜のみが越冬し、花を咲かせて訪れる人を喜ばせている。
この種類の特徴は、つぼみと最初の葉が同時に生えることだ。
植物園の従業員が若い桜の木を丁寧に管理する。薬草園では、さまざまな春の花が順番に咲いていく4月末から6月末までの期間、花フェスティバルが行われる。
日本の安倍晋三首相はモスクワ訪問2日目となる4月30日、父の安倍晋太郎外務大臣(当時)が植樹した桜から育てられた桜の苗木を日本庭園で植えた。安倍首相はこの後、「30年後に次の日本の首相がロシアを訪問して、植物園で桜の苗木を植えるでしょう」と冗談を言った。
ロシア科学アカデミー中央植物園の「日本庭園」は1987年に開園し、このために桜の木が日本から運ばれた。安倍晋太郎外務大臣(当時)がその1年前に、最初の木の植樹を行っていた。庭園の設計を行ったのは、造園家の中島健氏。
日本庭園では、桜、ツツジ、カエデ、ハルニレなど、100種類以上が育てられている。
竹の池が最初に建設され、次に13段の石の塔(約200年前の物)が設置された。庭園は最初、お寺にしかつくられなかった。また瞑想を目的としていた。
モスクワでもっとも早く開花したのは4月25日、もっとも遅かったのは5月15日だ。