12月1日、サンクトペテルブルク。A・L・シュティグリツ記念美術工芸アカデミーの応用美術館。ロシア最後の皇帝、ニコライ2世の肖像画は、戴冠式に際して、画家イリヤ・ガルキンによって描かれたもの。ロシア革命後の1924年、同年のレーニン死去を受けて、画家ウラジスラフ・イズマイロヴィチは、レーニンの肖像画を描く注文を受けたが、画家は、皇帝の肖像画を水溶性絵具のグワッシュで黒く塗りつぶしたうえ、その裏側にレーニンを描いていた。“隠れていた”皇帝の肖像画は、このほど修復士が偶然発見した。
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