その大部分、ほぼ70%は、ヨーロッパ・ロシアの地域に住む。人口最多の地域はモスクワで、首都の人口は1300万人以上だ。モスクワ州を含めると2180万人になり、これは、世界で最も人口が集中した都市部の一つ。逆に最も人口が少ないのはチュクチ自治管区で、4万8千人しか住んでいない。
この国には、人口100万を超える都市が10以上ある。モスクワとサンクトペテルブルクのほか、ノヴォシビルスク、エカテリンブルク、カザン、クラスノヤルスク、ニジニ・ノヴゴロド、チェリャビンスク、ウファ、サマーラ、ロストフ・ナ・ドヌ、クラスノダール、オムスク、ヴォロネジ、ペルミ、ヴォルゴグラードが挙げられる。
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ロシアには200以上の民族が住んでいる。ロシア人は1億550万人、次いでタタール人(470万人)、チェチェン人(167万人)、バシキール人(157万人)、チュヴァシ人(106万人、アヴァール人(101万人)、アルメニア人(94万6千人)、ウクライナ人(88万4千人)、ダルギン人(62万6千人)、カザフ人(59万1900人)。
数が非常に少ない先住民族もいる。たとえば、カラチャイ・チェルケス共和国にはアバザ人(4万1千人強)、アムール沿岸地域とサハリン州にはニヴフ人(3842人)、カムチャツカ地方北部にはアリュートル人(96人)、レニングラード州にはヴォート人(99人)。ケレク人にいたっては、わずか23人がそう自認しているにすぎない(チュクチ半島に住む民族)。