モスクワのある台所のシーンを想像してみてほしい。12月31日の午後3時。オリヴィエサラダを必死に作る人がいる横で、「ペトロパヴロフスク・カムチャツカツキーではもう新年だ!」ともうグラスに手を伸ばしている人がいる。そしてそのちょうど1時間後、その人は、今度は「マガダンが新年を迎えた!」と言って、ワイングラスを上げる。
そしてその後は、ウラジオストク、ヤクーツク、イルクーツク・・・とそれぞれの都市が新年を迎えるたびに杯を上げることができる。そして自分の住む首都モスクワの新年を祝った後の午前1時には、カリーニングラードの新年を祝って再びグラスを持ち上げるのである。
概して、ロシアにある11のタイムゾーンでの1月1日の訪れを祝おうとすると、きっかり11回、乾杯することになる。つまり、ロシアはちょうどその数だけ新年を祝うのである。
そしてその13日後、ロシアは旧正月を祝うため、また同じプロセスをもう一度、繰り返すことができる!
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。