ダニラ・ボロジンはシベリアのケメロヴォ市に住むトラック運転手。長距離移動を少しでも楽しいものにしようと毛むくじゃらの仲間とペアを組んでいる。それがエヴ(エヴゲーニーの略)という猫だ。
ダニラは最初、運んでいる荷物を守ってくれるような犬を連れて行こうと考えていたが、運転席が狭くなるという問題があった。そのとき、近所で、タイとイギリスの猫種をかけ合わせた仔猫を譲りますという張り紙を見て、これを旅の友にすることにした。名前は友人の名をとってエヴゲーニーとつけた。猫は数日で運転席にも慣れ、今では注意深く、ルートをチェックし、貨物を見張っている。そしてエヴは人間と一緒にブログで、道中のあれこれを綴っている。
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いつもびっくり顔のかわいい猫のフェージャは、ロシアでもっとも有名なブロガーの1人(匹!)である。
フェージャは仔猫のときに、ロストフ州南部のサルスク市の畑で拾われた。イギリスの品種の異系交配と見られる野良猫は、もう2匹(オスとメス)の仔猫とともに人間の元にやってきた。フェージャは長い間クルクル回り、方向感覚と関節の異常のためにゆっくりとしか歩けず、また目もよく見えていなかった。
しかし、飼い主の懸命な努力と長期にわたる治療のおかげで、これらの問題をなんとか克服することができた。まだ薬は手放せないが、体調はすこぶるよくなっている。またインターネットで人気が出たことで、フェージャは50匹もの動物の世話をする飼い主を助けている。
キツネというのはとても賢く、とても穏やかに人間と共生することができる動物である。キツネのアリサは2016年生まれ、一軒家の庭に暮らしているが、飼い主のイワン・クラコフの助けを借りて、ブログ「キツネのアリサ」を運営している。
動画では、アリサが初雪に喜ぶ姿や、ご馳走をイワンに見つからないよう隠す姿、また気分を害して悪さをしている姿などを見ることができる。イワンはアリサを愛情を込めて「戦いのバゲット」と呼んでいるが、実際、アリサは活発な野生動物である。しかし、高いカリスマ性があり、イワンとも、その他の家族ともうまくコミュニケーションをとっている。
デニーとマニーは2023年、ロシアのソーシャルメディアでもっとも人気のペアとなった。ラブラドール・レトリバーは落ち着きがなく、スフィンクスは逆に風格があり、おとなしい。
2匹は、2週間違いでモスクワのヴィクトリヤとルスランの元にやってきたが、すぐに仲良くなった。今では抱き合って眠っているという。またマニーがデニーの上に重なって眠っているときには、起こさないよう、まったく動かないのだという。しかし、眠っていないときには、いたずらをして、物を散らかす。あるとき、2匹は家賃を払うためにお金を入れてあった封筒を破るという事件があり、このような毎日の出来事をシェアするために、2人はブログを始めた。
ペルミ地方にはもっとも賢いカラスが住んでいる。アレクサンドル・チュガイノフは2020年の5月に倒れたモミの木の巣の中にいるゴーシャを見つけた。カラスはそのときまだ生後2週間ほどで、アレクサンドルはこのカラスを助け、その後、トレーニングを開始した。1年目で、カラスは30ほどの芸を覚えた。
信じられないことに、カラスは声を出したり、色を識別したり、指をさしたり、物を持ってきたり、数字を覚えることができるのである。アレクサンドルはこの訓練の様子を動画にし、投稿している。
あなたがもし猫を飼っているなら、きっとその猫と会話をし、ときには大切な問題について相談したりもするだろう。もしそんな猫が2匹もいて、それぞれが独自の見解を持っているとしたら?若い女性イリーナ(居住地は明かしていない)にはミャータ(ミントの意)とアリャスカ(アラスカの意)という2匹の猫がいて、いつも何か事件を起こしている。
イリーナは画家で、猫たちは創作活動に協力し、紙に色鮮やかなサインまでしている。また日常生活では、イリーナが十分に食べ物を与えてくれているかいつも確かめているのだそうだ。このブログには実に400万人のフォロワーがいる。
800万人以上のフォロワーを誇るのは、ヴォロネジの猫、トゥーシャ。動画はどれもたちまちミームとなっている。たとえば、トゥーシャは横になって悲しんでいる。なぜなら、働かずに、人間と一緒に流行りの音楽に合わせてダンスしたいからだ。また飼い主が腕立て伏せをするときには負荷の役割を果たしている。この愉快な動画を撮影しているのは飼い主のタチヤナ夫妻である。
レーラがニキータと出会ったとき、彼女はモップス犬のジョニーを、ニキータはワイマラナーのオスカルを飼っていた。2人が一緒に生活するようになり、ジョニーとオスカルも仲良しになった。
ジョニーとオスカルはどちらも5歳。しかし2匹はまったく違う性格である。オスカルは内向的で、人間と抱き合うのが大好きだが、ジョニーはというと、反対にとてもアクティヴで、別の犬と戯れるのが大好きだ。
2020年、コロナの隔離生活の時期に、大家族の日常生活を紹介する動画ブログを始めた。時間がありすぎて、犬たちが頭で考えていることを、面白い声でアフレコしたところ、大人気となり、今では500万人のフォロワーがいる。
カラカルのゴーシャは2017年の末にブリーダーの元で生まれ、現在はモスクワのアンドレイとエレーナ夫妻と共に暮らしている。アンドレイは動画の編集者で、あるとき、ソーシャルネットワーク上で、大きな目と耳に大きな尖ったヒゲのついたペットを紹介し、それからゴーシャのブログライフがスタートした。
外国のファンたちはゴーシャをその大きな耳から、Big Floppa、あるいは猫のシリョーパと呼んでいる。この猫の写真を基に、ユーザーたちはミームやフォトショップを作ったり、Tシャツや小物、モバイルアプリまで製造している。詳しくはこちらの記事からどうぞ。
「俺たちはただの甘ちゃんじゃない、本物の恐ろしいオオカミだぞ!フォローしてくれないと、夜中に言って噛み付くぞ!」と一見かわいいハスキー犬2匹のソーシャルネットワークには書かれている。バンジート(悪党の意)はブーブリク(リング状のパンの意)の父親である。2匹はロシア南部で、コーギーのコールジク(ギザギザのついたクッキー)とコークスと一緒に暮らしながら、子どもやティーンエイジャーを主な対象とした面白おかしいビデオブログを投稿している。
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