写真で見るシルクウェイラリー2022

Silk Way Rally
 象徴的なクロスカントリー・レースで、ドライバーらは速度、距離、暑さの限界に挑む。

 ここ数週間、ドライバーらはアストラハンからチェチェンのグロズヌイ、そしてエリスタまで車を走らせてた。残るピットストップは2つ、リペツクとゴール地点のモスクワだ。

 ラリーは週末にモスクワのルジニキ・スタジアムで幕を閉じた。

 今年はオフロード車やトラック、全地形対応車、バイク、四輪バイクに乗って競う各種レースに73人が参加していた。

 オフロードを走るこのクロスカントリー・レースの総距離は4500キロメートルだ。

 スタート地点のアストラハンでは、参加者はヴォルガ川沿いの砂地を走った。砂漠のような景色を写したレースの写真は壮大だ。

 こうしたタフなレースには問題が付きものだが、スタート直後からトラブルが相次いだ。ナビゲーションに失敗して道に迷ったり、ホイールベースが乱れたり、エンジン圧力が低下したり、ドライブシャフトが壊れたり、タイヤがパンクしたりするチームが続出した。

 しかし、ロシア南部の夏のレースでドライバーらにとって真の試練となったのが暑さだった。車内温度が極限まで高まることもあり、ドライバーらを苦しめた。

 「とても暑かったが、エアコンは付けなかった。車内はあまりに暑く(摂氏60〜70度)、エアコンを付けても空気は冷えない。代わりに炎のような熱風が我々に吹き付ける」という57歳のナビゲーター、コンスタンチン・ジリツォフの言葉が伝わっている

 時間と速度、熱のプレッシャーで「死にそう」だったというドライバーもいたが、彼らも道中は「楽しんだ」という。

 ドライバーのドミトリー・ソトニコフが率いるロシアのカマズ・マスター・チームは、シルクウェイラリー・トラック部門の直近の第6ステージで勝利した。485キロメートルの距離を5時間13分37秒で走破したのだ。

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