映画の撮影は2020年の夏にソチでスタートした。その後、撮影は、「デンドラリー」公園、サナトリウム「オルジョニキーゼ」、河岸通り、キスラヴォツク、ピャチゴルスク、そしてモスクワでも行われた。
遠い国のオレンジ畑に住んでいるチェブラーシカが、驚くべき形で海辺の小さな町に現れる。これが空からオレンジが降ってくるという形で、非常に効果的に表現されている。そして、チェブラーシカは、ワニのゲーナの代わりに庭師のゲンナージーと出会い、またシャポクリャークの代わりに、外国製の高級車を乗り回すチョコレート工場の工場長と出会う。
監督ドミトリー・ディヤチェンコが、「ソユーズムルトフィルム」、スタジオ「Yellow, Black and White」、サービスSTART、テレビ局「ロシア」(全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社)、STSと共同で制作した。
脚本の共同執筆者でスタジオ「Yellow, Black and White」のゼネラルプロデューサーであるヴィタリー・シリャポ氏は、「チェブラーシカがどのような姿をしているのかはもう分かっていて、それをティーザー広告の最初のシーンで披露するつもりです。最初の場面はとてもインスピレーションを感じさせてくれます。早く来年になり、できるだけ多くの観客が映画館でこの作品を見てくれるのを楽しみにしています」と語っている。
公開は2023年1月1日に予定されている。
この新作映画は、チェブラーシカの初の長編映画となるが、この素晴らしい生き物を描いた物語のリメイクはこれまでたくさん生み出されてきた。2009年には、日本でも、カチャーノフの映画をモチーフにしたアニメシリーズ「チェブラーシカ、あれれ?」が作られ、ワニのゲーナとチェブラーシカの交流を描いた長さ2分のエピソード26話が放映された。また2020年には、ゲーナとチェブラーシカの動物園での冒険を描いた4分間の短編3Dアニメもリリースされている。このアニメでは、登場人物は日本語で話している。
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